さて…
今日はホームステイについて書きます。
日本人がNZでホームステイ体験…
なんて普通に聞きますが
逆に日本でホームステイを受け入れているご家庭は
よっぽど少ないのでは?
そう考えると
私たちがNZのホームステイでお世話になるご家庭というのも
それぞれに事情があったり、生き様があるわけで
「完璧」なホームステイを求めるのってそもそも難しいのかも。
私の初ホームステイは
19歳、短大の春休みでした。
現地について学校に到着して
待っていたのはホストファミリーの皆様方。
当時は日本人カウンセラーさんなんていなかったので
日本語の詳しい説明など全くないまま
英語で次々と名前を呼ばれてホストファミリーとご対面。
それぞれ各家庭に引き渡され
いきなり最初の週末をホストファミリーと過ごすことになります。
私のホストファミリーはその場で一番キラキラと輝いていた若い母娘。
母は30代後半のシングルマザー。
娘は私より2歳年下の17歳でした。
彼女たちは学生を受け入れるのは初めてではなかったそうですが
6週間もの長い間一緒に暮らすのは初めて、とのこと。
緊張の週末が始まります(笑)
まずは、娘が近くの湖へ散歩へ連れて行ってくれました。
そして近くに住む彼女の友人宅へご挨拶に行くというので同行。
そこには…上半身裸で革パン姿のおにーちゃんが…
こわごわ部屋に入り
お茶を勧められたのですが
どうもからかっている様子。
どうやら「XXXやるか~?」と聞いていたみたいで私は
ものすごいオーバーリアクションで
"No!"
と答えながらも
どうやら頭は縦に振っていたらしく
それは“Yes”なのか“No”なのかどっちなんだ??
と大爆笑されました。
無事にミントティーをいただき早々に退散しました。
あ~、NZなんて平和で羊がいっぱいって思っていたけど
なんて怖いところなんだ…
といきなりびびりまくり。
その後も娘はいろいろと面倒を見てくれて
食事を用意してくれたり
映画に連れて行ってくれたり
買い物に同行させてくれたり
ナイトクラブに連れて行ってくれたり…(笑)
こんなおぼこいアジア人を連れて行っても
クラビングの邪魔になるだけでは…
と不思議だったんだけど
こわいもの見たさでどこでも着いていきました。
どこに行っても彼女がいたから
誰にも意地悪されることなく
NZの若者の生態を垣間見ることが出来ました。
そしてお母さんのほう。
いつもきれいな色のピンヒールを履いて
ふわふわのワンピースにサングラス姿。
真っ赤なCelicaでブーンと学校に迎えに来てくれます。
かっこいいお母さんが迎えに来てくれてちょっとうれしい。
お母さんはRock'n Rollのダンスのチームに所属していて
毎週水曜日は近くの学校で練習。
私もいつもお母さんについていってRock'n Rollを習っていました。
ペアダンスが楽しい~とわかったのはこの時です。
参加費は2ドルで現地の大人や子供と触れ合えるのも楽しみでした。
そのうち私もRock'n Rollにはまってしまい
全然のんびり~ではなく
かなり忙しくActiveな日々を満喫。
(その2へつづく)