完璧なホームステイ。その1 | オトナになってからの留学生日記        ~ MBA in New Zealand ~

オトナになってからの留学生日記        ~ MBA in New Zealand ~

空の世界を離れてNew Zealandで学生に戻りました。
2008年8月よりPre-MBA,
2009年5月よりMBA、
2010年7月よりMBA Dissertation(Research)を開始し
2011年2月に無事MBAを取得しました!
9月の卒業式ではTop Scholar Award受賞!

さて…
今日はホームステイについて書きます。

日本人がNZでホームステイ体験…
なんて普通に聞きますが
逆に日本でホームステイを受け入れているご家庭は
よっぽど少ないのでは?

そう考えると
私たちがNZのホームステイでお世話になるご家庭というのも
それぞれに事情があったり、生き様があるわけで
「完璧」なホームステイを求めるのってそもそも難しいのかも。

私の初ホームステイは
19歳、短大の春休みでした。

現地について学校に到着して
待っていたのはホストファミリーの皆様方。
当時は日本人カウンセラーさんなんていなかったので
日本語の詳しい説明など全くないまま
英語で次々と名前を呼ばれてホストファミリーとご対面。
それぞれ各家庭に引き渡され
いきなり最初の週末をホストファミリーと過ごすことになります。

私のホストファミリーはその場で一番キラキラと輝いていた若い母娘。
母は30代後半のシングルマザー。
娘は私より2歳年下の17歳でした。

彼女たちは学生を受け入れるのは初めてではなかったそうですが
6週間もの長い間一緒に暮らすのは初めて、とのこと。
緊張の週末が始まります(笑)

まずは、娘が近くの湖へ散歩へ連れて行ってくれました。
そして近くに住む彼女の友人宅へご挨拶に行くというので同行。
そこには…上半身裸で革パン姿のおにーちゃんが…

こわごわ部屋に入り
お茶を勧められたのですが
どうもからかっている様子。
どうやら「XXXやるか~?」と聞いていたみたいで私は
ものすごいオーバーリアクションで

"No!"

と答えながらも
どうやら頭は縦に振っていたらしく
それは“Yes”なのか“No”なのかどっちなんだ??
と大爆笑されました。

無事にミントティーをいただき早々に退散しました。

あ~、NZなんて平和で羊がいっぱいって思っていたけど
なんて怖いところなんだ…
といきなりびびりまくり。

その後も娘はいろいろと面倒を見てくれて
食事を用意してくれたり
映画に連れて行ってくれたり
買い物に同行させてくれたり
ナイトクラブに連れて行ってくれたり…(笑)
こんなおぼこいアジア人を連れて行っても
クラビングの邪魔になるだけでは…
と不思議だったんだけど
こわいもの見たさでどこでも着いていきました。
どこに行っても彼女がいたから
誰にも意地悪されることなく
NZの若者の生態を垣間見ることが出来ました。

そしてお母さんのほう。
いつもきれいな色のピンヒールを履いて
ふわふわのワンピースにサングラス姿。
真っ赤なCelicaでブーンと学校に迎えに来てくれます。
かっこいいお母さんが迎えに来てくれてちょっとうれしい。

お母さんはRock'n Rollのダンスのチームに所属していて
毎週水曜日は近くの学校で練習。
私もいつもお母さんについていってRock'n Rollを習っていました。
ペアダンスが楽しい~とわかったのはこの時です。
参加費は2ドルで現地の大人や子供と触れ合えるのも楽しみでした。

そのうち私もRock'n Rollにはまってしまい
全然のんびり~ではなく
かなり忙しくActiveな日々を満喫。

(その2へつづく)