職場の近くに、ご夫婦でやっていらっしゃる小さな和食のお店があります。旦那さまがお料理を作り、奥さまが注文をとったり、運んだり、レジをしたりしています。10人も入れば満席で、お昼はお弁当として持ち帰りもできます。


お二人がほのぼのとした感じで印象がよく、少し高いのですがおいしいので、時々お弁当を買いに行っています。


そこでお弁当を注文すると、作ってもらう間待ち時間ができます。その時に奥さまが熱いお茶を入れてくださり、店内にある本棚から好きな本や雑誌をぱらぱら読みながら出来上がるのを待ちます。ほんの5~10分程度でしょうが、心和むひとときですお茶


そこで偶然見つけたのが、こちらの本です。

『求めない』 加島祥造/加島 祥造
¥1,365
Amazon.co.jp

冒頭にも書いてあるように、筆者は「求めてはいけない」とは一言も言ってはいません。人は求める生き物で、それを止めることは誰にもできません。


でも、今現在のありのままの自分をそのまま受け入れること=「求めない」ができるようになると、今現在の自分自身の状況や自分をとり囲むあらゆることに感謝の気持ちを持てるようになり、新しい世界が開けると感じました。


筆者は「老子」を英語から日本語へと現代語訳し、ベストセラーになっている方のようで、全体的に老子の思想が基盤となっているようですが、究極にシンプルな詩に心が洗い流されて清々しい気分になれます。


たくさんハッとすることばがあったのですが、覚えているものでいうと…


求めない


すると 求めていたときは見えなかったものが見えてくる


求めない


すると もっと大切なものが見えてくる


それは すでに持っているものの中にある


なるほど~!何事も執着心がある間はうまくいかないものですよね。うまく表現できなのですが、物事を複雑に捉えたり考えたりするのではなく、どんな状況においてもとことんシンプルに受け止め、雑念をすべて捨てて「素」であることが大切なのだと思いました。


そして幸せは探すものではなく、”今もうここにある”というのを実感することができれば、どんな人もみんな、もっと幸せに生きられるのではないでしょうか。


求めない


すると 「自然」になる


これを読んだ時は軽く鳥肌が立ちました。いつも自然体でいるということだけではなく、自然の一部となって自然と共存する生き方は私の理想でもあるからです。人間も自然の一部であり、宇宙の一部なのだと感じられれば、日頃の悩みやストレスなどは、いかにちっぽけなものかということにも気付けて、もっと楽に生きられるようになるのでしょうあせる


あなたは ただ笑っているだけでいい!


そんな生き方ができたら最高に幸せですね。もっとじっくり味わって読みたいと感じた、奥の深い詩集でした。