朝、腕時計をはめようとしたら止まっていました。


以前は腕時計は必需品だと考えていましたが、ある自由人友達の影響で、腕時計がない方が時間に管理されず、気分的に自由でいられるような気がして、腕時計はしなくてもいいかなぁ~と思うようになりました。


とはいえ、仕事柄遅刻は絶対に許されないので、普段(仕事のある日)は必ずするようにしています。


なので、帰りに電池交換のため、ある時計専門店に立ち寄りました。


ファッショナブルな店舗が並ぶ商店街に似つかわしくないレトロな店先。そんなにほこりをかぶった目覚まし時計を誰が買うかな?と店頭の品ぞろえにやや疑問を抱きつつも、暗い入口から店内へ。


これまた昭和の香り漂う壁一面の時計たち。


店の奥から出てきた店主は、いかにも職人といったような頑固そうなおじいさん。


「電池交換お願いします。」


無言で私の時計を受け取り、「すぐにできるよ。」と作業に入ってくれたのですが…、思いの外時間がかかって不思議に思っていると、「この時計は以前からこんなにビスが堅いのかい?」との質問。


私は汗かきなので時計の裏側から汗が入り、ビスの周りにサビがついて堅くなってしまったようです。試してみると、自分の力では回せないほど堅くなっていてびっくり!


「時計が濡れたらふかにゃあかんよ。」


「濡れたらハンカチで拭いていますが…。」


「表だけじゃなく、裏も全部じゃ。毎晩家に帰ったら、今日も一日お疲れさんといって、時計を濡れたおしぼりで丁寧に拭いてしまわにゃあかん。」


「はい。」


「普通の時計屋はこんなこと言わんけどなー。」と、その後もいろいろと時計に関するうんちくを話してくれながら、おじいさんはサービスで時計の中身まできれいにしてくれて、中も外もピカピカにしてくれましたキラキラ


「ありがとうございます!これから毎晩時計を磨きます!」とお礼を言うと、おじいさんは頑固そうな顔にお茶目な笑顔を浮かべて「これ、うちのサービスカードやから、また来な。」とスタンプを押したカードを渡してくれました。


職人さんはいいですねー。


時計に対する深い愛情と、小さな仕事にも手を抜かない丁寧な職人技。何だかとってもいい気分になりましたo(^▽^)o


今度から電池交換はあのお店に行くことにしまーす!