- 報復 (ヴィレッジブックス)/ジリアン ホフマン
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私はミステリー小説が好きです。気分転換になるというか、非日常の世界に入り込んでハッとしたりドキッとしたりヒヤヒヤしたりと心の動きが活発化しますよね。
偶然図書館で見つけた『報復 (ヴィレッジブックス)
』は、正直かなりショッキングでしたが…だからこそ怖さが際立つ!ありきたりの言葉ですが「スリル満点」でおもしろかったです。
レイプシーンなどかなりえぐい場面も出てきますので苦手な方は無理かも!?もちろん得意な人はいないと思いますが、サスペンス好きなら部分的に流し読みor飛ばし読みでかわせますよね!?
内容は残酷かつ残虐な事件が中心なのでまさにサスペンス・スリラーなのですが、サスペンスとしては評価は分かれるところかもしれません。
でも、この作品のいいところは登場人物たちの心の動きが痛いくらいにわかり、彼らの表情や様子などが目に浮かんでくるような描写です。
C・Jとドミニクの微妙な恋愛感情の動きには、きっとストーリーを忘れて共感し、切なくなったりじーんと来たりするでしょう。実は恋愛小説(?)とまではいきませんが、内容が内容なだけに、愛のあたたかみを深く感じさせてくれます。私はこちらの方が楽しめました!
心に深い傷を持つ美しい女性検事補C・J。孤独や苦悩と闘いながらも、前向きに生きようとする彼女。美人でやり手という点で『検屍官 (講談社文庫) 』シリーズのケイ・スカ―ペッタに似ていなくもないですが、C・Jの方がデリケートで痛々しい感じがして、きっとこの作品を読んだ人は皆ファンになってしまうのではないかと思います。
P・コーンウェルを彷彿させる作者のジリアン・ホフマン。実は検事補の経験があり、法執行局のアドバイザーも務めたことがあるとのことです。なるほど、納得!とても第1作目とは思えない読み応えでした。
