8月8日、立秋。
暦の上では秋といわれてもちょっとピンと来ない、まだまだ真夏の真っ盛り。
ただ、一番クソ暑い時期は乗り越えた感はありますね。
風や空が少しずつ秋めいてくるまで、あともう少し。

今年の夏は、久しぶりにハイパーマックスに忙しかった。かった、っていうか現在も継続中で忙しいのですが。
ただでさえ夏は、下期のいろんな取り組みが増える上に、新人さんが入ってきて、新人さんに教えながら自分は自分で別の大きな仕事の引き継ぎを受ける、みたいな状況で、ちょっと量も質もかなりマックス。
それを時間やりくりしながら細切れであっちもこっちもやるもんだから、脳細胞は常に沸騰中。
加えてこの暑さ。
そりゃ疲労も溜まるし、バテる。
ついついイラッとしたりピリピリすることも増える。
だめだー。
もっとゆるめなきゃ。

アコースティックなブルースでも聴いて、ゆるゆるでいこう。

Summer Doze / 憂歌団

関西が誇るブルース・バンド、憂歌団。
初期の、カントリー・ブルース直訳の貧乏臭くて泥くさい時期も、すっきりとおしゃれな音になった80年代中期以降も好きなんだけど、ゆるーいアコースティック・ブルースを演っていた『リラックス・デラックス』や『気分』の頃が一番好きだなー。
このアルバムは、その時期に出た夏テーマのミニアルバム。
僕が持っているのはLPレコードで、今はそこにシングル“You're my angel”やフォーライフ時代の代表曲を足したベスト盤『Taste of UKADAN』として再発されています。

ハンモックで寝そべってセミアコをてれんと爪弾く木村くんのジャケット。
これだけですでにゆるーい気分になれる。
音楽の避暑地。

ビールもいいんだけど、キリッと冷やした冷酒がよくあうんだよ。
ツマミはシンプルに板わさとかイカの塩辛とか。
イカといえば、醤油焼きしたゲソに七味マヨネーズなんてのもいいな。

うー、弛緩。
あー、解放。


もうちょっと夏は続く。
忙しいのもまだまだもうちょっと続く。
へばったり、自爆したりしてしまわないためには、気分のメリハリや心の換気が必要だ。
そんなとき、音楽っていいな、って思うのです。