7月7日が小暑。
この時期は本格的に梅雨。
じとじとと雨が降って鬱陶しいうえに、湿気が高くて蒸し暑い。
頭はのぼせるくせに、足元は冷えたりして、どうにも体調の調節が難しい。
よって、睡眠不足、食欲減退。
だけど、食欲減るからって、あっさりしたものばっかり食べてたんじゃダメだ。
どうせ麺類なら、そうめんよりも、ごってりした鍋焼き風味噌煮込みうどんとか、キムチたっぷりのチゲ鍋風うどん食べて汗をかくとかしたほうがいい。
麺類じゃなくて、カツカレーとか焼肉チャーハンとかでもいいんだけど。
或いは、こういうときこそステーキとか。
噛みきるのにアゴが疲れるくらいごっつい奴。
まだまだこれから始まる暑い夏、がっつりスタミナを蓄えておくべきだ。

音楽も同じ。
ゆるゆるのリラックス・ミュージックでのんびりくつろぐのは夏休みに入ってから。
今は、湿気が高くて暑苦しいくらいの爆音を浴びておきたい。

ってなわけで、小暑のチョイスはドカンとガツンと爆音を。
ジミヘンでいこう。

The Best Of / Jimi Hedrix

ジミ・ヘンドリックスがロックにもたらした革命的な存在感とか、その後のロック・ギターの在り方そのものをそっくりひっくり返してしまった超絶技法とか・・・それはそれで凄いんだけど、心を揺さぶってくるのはそこじゃない。
圧倒的なまでの熱量だ。
この熱量を、浴びたい。
むせかえるような暑苦しいシャウト、泥臭くて湿度の高いリズム、熱さで弾けとびそうなギター。 
瞬間的に高温でバーッと熱く燃え上がり、周囲を燃やし尽くしてあっという間に燃え尽きて消えてしまうような高熱。
聴いているだけで汗が噴出してくる。 
汗と一緒に不要な老廃物も流れていく。
まるでサウナ、心の新陳代謝だな。

老廃物をすっかり出しきったら、とりあえずは食おう。
ガッツガツと、バリバリと。

暑さに立ち向かえるタフなエネルギーを、たっぷりと吸収するのだ。