9月23日は秋分の日。
この日を境に昼の長さと夜の長さが逆転する。
昼間でも暑いと感じる日は減り、朝晩には肌寒さを感じる日が増えてくる。
今年は涼しくなるのが早かったおかげで、秋が長くていいな。
これくらいが過ごしやすくて。
もう灼熱の夏なんてまっぴらだもの(笑)。
清々しい空気に、見上げれば青い空、うろこ雲がさざ波のように空の高いところにある。
秋の空の色って、どうして淡くなるんだったっけ。
Brothers In Arms / Dire Straits
なんとなくジャケットの空の色が秋っぽい。「秋分」の一枚は、ダイアーストレイツの大ヒットアルバムで。
このほっこりした抜け加減がなんともいいんだよね。
力まず、飄々と。
でもゆるゆるでもなくって、そこには音楽を通じて語りかけてくるどこか芯のある思いというか、経験を重ねたからこその説得力というか、そういうものを感じるのです。
漂う哀愁感も秋っぽいのだけれど、それは単なる悲しみや絶望のトーンではなくって、一歩ひいて穏やかに周りを見渡した上で、大切なことを訥々と語りかけてくる感じかな。
癒されるというか、聴き終わるととても静かで落ち着いた気持ちになって、元気が回復したような気分になれるのですよね。
人生は、夏の盛りを過ぎてからが長い。
力まず飄々と、穏やかに、小さなしあわせを大切にして、短い秋ややがてくる冬を過ごしたいものだと思います。