■三が日に、久しぶりにもつ鍋を食べた。

胃がもたれた。

胃からしたらちょっと戸惑うんだろうな。

「これを胃液で溶かせってか?自分とほとんど変わらん物質なんだが?」って。

消化というシステムはなかなか凄い機能だと思う。特に胃の献身ぶりは凄い。噛み砕いて細かくする立場の口腔や、溶かされたものから栄養を吸収する役割の腸に比べてダイナミックでエネルギッシュだ。

自らが肉でありながら肉をも溶かすパラドクス。そのための防御機能は備えているとはいえ、自ら分泌する胃酸にはやはり胃自身もそれなりのダメージは受けて当然だろう。日々の胃の頑張りには、現場の最前線で体を張って我々の暮らしを守ってくれるエッセンシャルワーカー的に敬意を感じるのだ。

僕は歯があまり良くないのであまり噛まずに飲み込んでいることもあるだろう。その分胃の負担は大きいかも知れない。

「ちっ、またよく噛まずに固まりのまま送り込んで来やがったぜ、口腔の奴。こっちの負担も解れっちゅーねん。」

とかボヤキながらせっせと胃液を胃袋へ流し込むキャプテン・ストマック。彼がいてこその日々の命だ。

ホルモンやもつ鍋をよく食べる人は実は胃潰瘍になりやすいとか、そんなデータがあったらおもしろいのに。



■年末に健康診断を受診した。

暮れぎりぎりに診断結果が届いた。

一応ほぼ正常範囲内の数値。

目と耳はかなり酷使しているはずだが、今のところはまだ正常に機能している。

内臓関係も特に問題なし。昔に胃潰瘍をやっているので胃の壁には痕が残っているらしく、バリウム検査ではいつもそこは指摘されるのだが、胃カメラでは異常はないとのこと。

肝機能は正常、血圧も低い。ただ、毎回判定でCが出るのはHDLコレステロールが低いというところ。

HDLコレステロールはいわゆる善玉コレステロールと呼ばれるもので、LDLコレステロール=悪玉コレステロールも低いので大きな問題ではないそうだけど、悪が低く善が高いのがベスト。悪が低くても善も低ければやはり機能としては正常ではないのだそう。

まぁいい。悪も善も低いというのはちょっと自分らしくていいなと思っている。

いや、そういう問題ではないのだろうけど。



■絶対に病気にならない方法がある。

それは医者にかからないこと。

医者に診断されると症状に名前がつく。診断さえされなければ病名はつかない。山で遭難した人が「意識不明」で発見され、病院で診断を受けて「死亡」とされるのと同じ理屈。

どれだけ咳がひどく高熱が出ていても、医者に診断されない限りそれはインフルエンザではないのだ。

いや、もちろん屁理屈ですがね。


でも、できれば医者にはかかりたくない。歯とか目とか消耗部品的なものは物理的に修理する以外どうしようもないけれど、薬をいくらもらおうと、体を治すのは結局は自分自身の自己治癒力によるもの。

自己治癒力を最大限発揮できるよう、できるだけストレスフリーでちゃんと栄養バランスに配慮したものを食べ、しっかり睡眠をとり、ストレスを溜めない。当たり前だけど、それが一番大事。

健康のことなんてなんにも考えていなさそうな人の方が健康だったりするのはありがちなことで、ちまちまと健康のことを考えて心配するのが、実は一番健康に悪いんじゃないのか、と思ったりもする。

まぁそもそもタバコを吸っている時点で健康を語る資格はあまりない、そういう自覚はある。

いい加減やめりゃぁいいのにと思うこともあるけどね・・・仕事をやめる時期が来れば考えてみようか。