ギリシャの財政危機に対して、その財政支援を
すべきか否か、大いにもめている。

ドイツほか、堅実な財政運営をしている国にしてみたら
自業自得なんだから、安易に助けるべきでないと
主張している。これは同然だろう。

アリとキリギリスの寓話に置き換えると
キリギリスがピンチという訳だけと、アリの蓄えは
安易にキリギリスに与えるべきでないと思う。

なぜならば、キリギリス予備軍がとても多いからだ。
PIIGSとよばれ、ポルトガル、アイルランド、イタリア、
ギリシャ、スペインが候補となるほか、ユーロ圏の外でも
なんとイギリスの財政危機が伝えられている。

ギリシャの自助努力が不十分なまま、他国が財政支援すると、
「俺たちも同じ対応を受ける権利がある」と言い出す
国が相次ぐ可能性がある。

今のところヨーロッパの出来事だが、日本にとって
明日はわが身である。
今回のギリシャの対応をしっかりと見定め、教訓を得る。
それが必要だと強く感じる。