ギリシャの財政問題は深刻です。

国債の格下げ
金利の上昇
追い込まれた政府

あわてて社会保障費の削減や公共事業の見直しに向け
GDP比で12%超の財政赤字を、13年までに
EUの基準の3%以内に圧縮するとの財政再建策を発表しました。

「福祉偏重」路線が危ういことが世界中に明らかになりました。

さらに財政危機は、スペイン、ポルトガルと続きそうな気配です。
日本は他山の石としたいところですが、問題の所在は同様です。

改めて思います。
『経済成長なくして福祉なし』
『経済の成長なくして格差是正なし』
<もちろん、成長とともに、これまでおろそかになっていた
セーフティ-ネットの整備は必須>

日本政府も、「需要」創出だけではなく、「供給」能力の
向上をめざし、規制改革、起業支援、イノベーションにも、
これまで以上に力を入れるべきです。

どんよりと閉塞感の漂うこの時代のキーワードは、
(共助を超えて)「成長」「自立」ではないでしょうか。
リスクに果敢に挑む姿勢ではないでしょうか。

さらに前途多難な時代となるでしょうが、
周りを助けようにも、助ける力がなければ、皆いっしょに沈没・・・
そんな日本は考えたくありません。