インドでは太陽熱発電の発電量の95%が
ヒンズー系寺院により自主開発されている
ということです。

ヒンズー教徒が人口11億超の8割を占め
宗教が社会制度や生活文化に強い影響を
与えている社会で、とても大きな影響力
を持つヒンズー系寺院。

インド政府自体は、CO2の削減の国家目標
を示していませんが、宗教が国家よりも
先に進んでいるようです。

来月コペンハーゲンで開催のCOP15に向けて
中国の数値目標の提示に続き、動静が注目される
インドですが、宗教団体のトップは次の
メッセージを表明しています。

「消費拡大のため商品のモデル変更を頻繁に行う
先進国型経済モデルを改めなければ、
温暖化の根本問題は解決しない」

車のモデルチェンジ等により、必要以上に需要を
掘り起こしている先進国経済に対する
強いメッセージですが、耳を傾ける必要が
あるかもしれません。

例えば携帯電話。必要以上に機能を付加し、買い替え
サイクルを短くしています。
何かせっかちな感じもします。
モデルチェンジのあわただしさは、環境や資源の
視点からも考え直す時期に来ているように思います。