貧しく生まれても努力により豊かな生活を得ること、
そうしたことが実現できる社会は「生きやすい社会」だと
思います。結果的に不平等となる社会も、それぞれの
努力や運の結果として不平等は是認されるものでしょう。

でも、各人がチャレンジできる機会に不平等があれば
どうでしょう。

政府の経済財政諮問会議は、若年世代の所得格差を
固定化させないための政策を検討することになりました。

親の所得や資産による格差の固定化や、正規・非正規など
雇用形態を理由とした差別は「希望喪失社会」につながる
との危機感からです。

このところ、昭和の時代に比べて、「機会の不平等」が
広がってきていることを僕も感じます。このところの
総理大臣が二世続きであることは、象徴的なことです。

経済の活力を取り戻すためにも、格差の固定化に繋がる
「機会の不平等」を減らすこと、大事だと思います。