日経平均株価が7000円を割り6500円に近づくとの
話が飛び交いますが、現実化するように思います。
2007年6月のサブプライム前の18,138円から、
2008年10月の7162円まで約60%下落しましたが、
要した月数は16か月です。

バブルの崩壊の時(1989年12月~)は、31か月で約6割の下落、
続くITバブルの崩壊時(2000年3月~)は、37か月で約6割の下落、

これが近場の実績です。

となると・・・
①6割下がったのでもう「打ち止め」といった見方と
②16か月といった期間では「下落して止まる」といった時間軸での
調整は無理ではないか、といった見方です。

僕は後者のような気がします。もう一段の下落があり底を打つと
考えた方がしっくりくるような気がします。

あるセミナーで講師が「『株はほっとけば落ちるもの』といった
理解の仕方がちょうど良い」といった趣旨の話をしていました。
僕はそれを聞き、ニュートンの万有引力の法則を思いました。

経済全体に「活気」「ねばり」「向上心」「感激」といったような
プラスイメージが出てこなくなると、現状維持どころか、落ちるしかない
と入ったのが、「ほっとけば落ちる」といった言葉の裏にあると思います。

とにかく当面は底値を確認するまでガマンです。
それから後は、大変なチャンスが訪れると思います。
そのように思う人が増えれば増えるほど、その確率が高まる
といったところが株の魅力でしょう。期待しましょう。