政府の教育再生懇談会が、教科書の質・量の充実などを
求める報告書を麻生首相に提出しました。

提言の中心は、国語、理科、英語のページ倍増を目指し、
学習指導要領の範囲外の記述の割合に関する上限
を撤廃することです。

これまで、ゆとり教育のもとでやたら薄く、貧弱になっていた
教科書が「質感、量感」を取り戻すこととなり、
非常に歓迎すべき提言です。

自分の考えをまとめて、相手に伝えるための「国語」

自然現象に対して「なぜ」といった疑問からスタートして、
観察力、分析力を培う「理科」

交流人口の増加により経済の活性化を狙う日本において
欠かせない「英語」

それぞれの科目の重要性は今後ますます高まって行くと思います。

ここ数年で日本が築いてきた経済大国の地位も知らず知らずのうちに
後退しています。ゆとり教育では、こうした後退を食い止める
ことは不可能です。

国力は、つまるところ「教育力」だと思います。
「生きるため」「生き抜くため」には勉強が欠かせません。
「質感、量感」のある新しい教科書に期待したいですね。