火力発電所から出る二酸化炭素(CO2)を
地下水脈に封入する実証実験がスタートします。

経済産業省主導の計画によると
石炭を燃やした際に発生する排ガスから
CO2を分離し、地表や海底から
1000メートルの深さにある砂岩層
に年間10万トン送り込むとのことです。

火力発電所の年間排出量の約10分の1に
相当する量で、経産省は来春から候補地の
地質調査を始め、本格運用をめざした
実証実験を2013年度以降開始予定です。

このまま地球規模の温暖化が進むと、
作物の適地が北に移動し、
北海道がみかんの産地になるとの
話も聞きます。

ということは、九州など西日本は
さすずめバナナの産地か、とも考えて
しまいます。

生態系の歪みは、災害の危険性も高めます。
CO2の地下封じ込めが何とか実用まで
漕ぎ着けてもらいたいものです。