経済成長著しい中国では、「風力、水力・火力・風力・
太陽光・(天然)ガス・原子力」の6つのエネルギー源を
集結させた中国最大の「エネルギー基地」を甘粛省酒泉市に、
約443億元(約7088億円)かけて建設する予定です。

経済成長には、「人・物・金」が欠かせないところですが、
物のうち非常に重要な位置を占めるエネルギーの確保に
重点投資を行なう戦略です。怖いぐらいに的があたっており、
脅威を感じます。また、世界最大の人口は、豊富で安価な
労働力の宝庫であるとともに、巨大な市場でもあります。

中国の市場には、多くの不安要素があることも確かです。
しかし、2003年から2桁成長を続けており、まだ成長余力を
残した市場であることも直視する必要があります。

中国のGDPは300兆円を超え、日本の約6割に達しています。
その300兆円に1.1倍を繰り返し掛けていくと、6年で530兆円
になり、低成長にとどまる日本を抜くのは時間の問題といえます。
世界経済の構造がダイナミックに変化しているのです。