米国では信用力の低い人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き
が多発し、景気全般を冷え込ませる可能性があるとの懸念から、
売りが続いたのが原因です。

サブプライム問題は根が深いようです。安心な投資先だと思ったところが
リスクを多く抱えていた事実がパニックをつくりあげました。

皆が首をかしげながらも、前にしか進まない状況の怖さを知らされます。
イメージされるのは、何がしかのショックが加わったとき、
逃げようと動いた人数が余りに大きく、出口があっという間に人で溢れ、
気がついてみると押し倒された怪我人であふれる姿です。

ひるがえっ為替相場を見ると、すっかり125円から115円の居心地が
いい状態になれきっています。しかし、日本の累積経常収支の
積み上がりをみると、このままという訳にはいかないように思います。
円高は一旦走り出すととまらなくなる可能性があります。
このところの「外貨建資産運用」の波に乗ってこられた方は、
資産全体のバランスをチェックして、偏りがあれば修正する
必要がありそうです。