ベトナムのGDP伸び率が前年同期比で、7.9%増
との発表がありました。農水産物、繊維製品の輸出が
大幅に拡大したほか、観光などサービス部門の好調
が要因のようです。

マレーシア、インドネシアなど他の東南アジア諸国
連合(ASEAN)も堅調な経済成長を続けていますが、
その中でもベトナムの高成長が際立っています。

ベトナムに進出した外国企業の多くが、ベトナムの
労働力について、全般的に質が高いと評価しています。
また、ベトナム人は勤勉で、手先が器用、視力もよい
といわれ、加工組み立て型の作業をするのに適して
いるといいます。

視力がよいというのはさておき、高度成長時代の
日本の姿そのものではないでしょうか。

その鍵は、教育水準の高さにあるようです。識字率は、
90%を超えるようですので、国民の9割以上が基本的な
読み書きが出来ることを意味しています。BRICsの一角を
占めるインドの識字率が61%ですから開発途上国で
抜きん出ています。

ポストBRICsとして、VISTAと総称される5か国(ベトナム、
インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)が
注目されていますが、その中でもベトナムの高成長は
際立っています。目が離せません。