今月29日に参議院議員選挙がありますが、その結果は、
その後の株価に大きな影響を及ぼすもの思われます。

特に注目すべきは、政府与党が大敗するケースです。
景気への影響は無視できません。次の総選挙を考慮
して、構造改革路線が先送りされ、規定路線の税制改革
も先送りされる可能性がありますので、株価にはマイナス
材料です。

こうした動きは、火中にある日本人よりも、外国人投資家が
敏感に反応するといいます。日本の株式を支えているのは
残念ながら、年初来、6兆5千億円強買い越した外国人投資家
なのです。

外国人投資家は、構造改革の推進が生産性の向上と企業収益
の改善に寄与し、株価の上昇をもたらすと確信し、「日本株」を
買っています。この歯車が逆に回転する事態のイメージ形成は、
個人投資家にとって重要な要素だと思います。