ほぼ1年ぶりに2%近くまで急上昇した長期金利は、
不動産投資信託(REIT、リート)に悪影響を及ばし、
6月に入り後、取引価格の下落が続いています。
長期金利が上昇したことで、投資の魅力が薄れた
ことが原因です。

投資家の間で人気を呼び、ここ数年で急成長
してきたREIT市場ですが、大きな転換期に
差し掛かったものと思われます。

具体的にみると、東京証券取引所に上場する
REITの全体の値動きを示す「東証REIT指数」は、
5月31日に2612とピークを付けましたが、
その後、連日の続落で、14日には2347を付け、
わずか2週間で10%以上も下落しました。

個人でも少額の資金で不動産に投資できる
不動産投資信託(REIT)ですが、その地位を他の
投資物件に明け渡す時期がきたようです。