環境対策に積極的に取り組みや、自らエコビジネスを展開する
環境関連優良企業(エコ・エクセレントカンパニー)を対象に、
環境への取り組みも考慮して企業の株を買うといった
環境ファンドが増えています。

1999年8月に日興証券が「エコファンド」を売り出したのを
皮切りに他社も相次ぎ、最近では、活動を後押しする
SRI(社会的責任投資)の一種として人気が出ています。

また、先日のドイツのサミット(主要国首脳会議)でも「地球温暖化
対策」が主要テーマとなっており、二酸化炭素排出量の削減など
で意見交換が行なわれ、環境ファンドに眼が向けられています。

「環境」と「市場価値」は、高度成長時代には二律背反の概念だった
ように思われます。それが180度転換して、「環境」に市場価値が与えられ
るのです。この流れを応援したいとは思いますが、30年後の
地球環境はどうなっているのでしょうか。ちょっと先回りして、
30年後の新聞を読んでみたいものです。