今日は住宅購入資金について考えてみましょう。

購入物件予算の適正額は、
①預貯金から頭金と諸費用にあてられる金額、
②親からの援助が受けられればその金額、
③無理なく返済できる借入金額
を加算した金額となります。

それぞれをやや詳しくみましょう。

<頭金の用意>
頭金をより多く準備できれば、購入額を低く抑えることができます。
返済に無理のない範囲で、購入物件の選択の幅も広がります。
しかし、預貯金をすべて頭金に充てるわけにはいきません。

購入時及び購入後には税金や手数料などの諸費用が
かかりますので、購入金額の10%程度を見ておく必要があります。

また、病気、ケガ等や子供の進学のための費用も残しておく
必要があります。 生活費の3か月から6か月分程度の
予備資金を用意できれば安心です。

<幸いに親から援助を受けられる場合>
購入時に親からの資金援助として贈与や借入れが受けられる場合は、
購入予算に組み込むことができ余裕が生まれます。

<住宅ローン>
借入可能金額までフルに借り入れるのではなく、無理なく
返済できる借入金額を借り入れることが重要です。年収、家族構成、
ライフスタイルにより家計消費が異なることを考慮し、算出した金額と
なります。

一生に何度もあるような買い物ではありません。ライフプランニングを
しっかりと組み、この時期に、この金額が妥当であるかをしっかりと
見極めたうえで決断しましょう。