最近の投資信託の高騰率は、全般的に低調な中でオーストラリアと新興国(エマージング)が上位を占めました。
(オーストラリア)
好調な経済を背景にインフレ懸念が強まったことで債券価格が下落。
一方で、為替は、長期金利の上昇を好感した投資家の買いに支えられて、
月間で約2・3%の円安豪ドル高。
これにより、為替の差益が債券価格の下落分を上回り、好成績を収めた。
(新興国)
2月末の世界同時株安の際に「質への逃避」で資金が流出し、
債券価格がいったんは下落した。
しかし、市場が落ち着きを取り戻すと、
高リスク・高利回りの資産への投資が見直され、債券価格が上昇。
好調な世界経済を背景にこの傾向は暫く続くと思われます。