証券取引法、投資信託法、金融先物取引法などの金融関連法を統合し、法の網をかいくぐる金融商品への規制を整備した金融商品取引法が昨年6月に成立し、先般(4<"ms>月14日)同法に具体的な施策を肉付けした政省令案が発表されました。この秋の施行に向けて最終局面となり、制度変革が始まってきている感があります。改めて金融商品取引法の改正内容を勉強しましょう。




従来の金融商品を取扱う諸規制には、①新しい金融商品に対する投資家保護策の遅れ、②組合型投資スキームについての規制が未整備、③規制法が多岐にわたり内容に統一性がない、④監督を行う主務官庁が異なる縦割り規制である、といった点が指摘されていました。



この問題を解決するため、証券取引法をコアに、諸々の金融規制法を整理・統合させた法律が金融商品取引法となります。



できるだけわかり易く解説しますので乞うご期待。