12R
◎瓜生正義
-池田浩二
○山崎智也
△原田幸哉
×峰竜太
-松井繁
1-3=45
非常に楽しみな優勝戦になりました。
正直瓜生に死角は全くないです。
それは優勝戦メンバー全員誰もがわかっていること。
何も手を尽くさずに負けるようなことを大外枠に構える王者が許すわけがありません。
瓜生にとって怖いのはスタートミスのみ。
あれだけの出足と行き足があれば松井の前付けに抵抗して深インになったところで山崎相手でも恐らく捲られない。
ただインからのスタートがさほど安定しているわけではない瓜生だけに、できればマイペースの起こしにしたいところ。
SGの優勝戦ではあまりないケースだが、松井がただの前付けでなく本気でインを取りにきたら瓜生は譲るかもしれない。
どれだけ松井が出足を仕上げてきたとしても、深インなら瓜生の足なら2コースから難なく捌ける。
池田は苦手の2コースを主張することはまずないだろう。
山崎も4カドなら願ったり叶ったり。
原田は一つでも内の気持ちはあるかもしれないが、山崎マークも悪い選択ではないと個人的には思う。
峰はいつも通り流れに任せての進入で大外濃厚。まぁ間違っても大外を良しとしているわけはないのだが峰には抵抗したり主張したりする術がないか。
とにかく瓜生の不安はスタート一気に山崎に捲られるパターン。
なら松井の動き方次第では付き合わないケースも考えられる。
瓜生本命は揺らがない。
そして山崎対抗も揺らがない。
事故パンの池田はここまでよくやった。流石である。優勝戦は勝てる機力もなく、無理する必要は全くない。ただ池田だからきっときっちり勝負はしてくるのかな。
原田は苦しい期間を耐えて実に久々のSG優出。復活と言い切るにはまだ早いが、嬉しい限りである。
峰は機力的には山崎よりも上かもしれない、瓜生には劣るがいい足をしている。旋回力は言わずもがな。SG優勝戦の常連にもなりつつある峰だが、いつも外枠。そこに乗り越えなくてはならない壁がある。
松井はこのレースのキーマンであり、その自覚も十分。誰も信じていなくても、本人だけは優勝を信じてやまないだろう。松井も松井にしてはSGタイトルから遠ざかっている。

それぞれの懸ける想いの果てに青春がある。
大人の青春が水面を駆ける。
これがボートレース甲子園。