五感で体感せよ! | 炸熱~歌キチ、愛をうたう~

五感で体感せよ!

本日初日!

行って来ましたよ!


大好きな堤 幸彦監督作品


 監督は「ケイゾク」の第1話を観て、そのトリッキーな映像表現に魅せられて

ハマリました、どっぷりと。


以来、の演出作品はほぼチェックしました。

ハンドク」「IWGP」「トリック」「愛なんていらねえよ、夏」「STAND UP」「世界の中心で、愛をさけぶ」etc・・・。


私ののベスト・ワンは「愛なんていらねえよ、夏 」です。

渡部、広末、藤原とキャストの演技も素晴らしかった。

何よりも、ドラマの空気感を演出した堤氏に拍手を送りたい。

照れ屋の堤氏が恋愛ものに真剣に取り組み、「セカチュー」演出のきっかけとなった作品。

大好きです!


さて、この作品


サイレン


なんだか雰囲気が「ケイゾク」っぽい。

パンフもメチャ似てる。


という訳で、期待は高まる。


正に、期待通りの内容。


この映画で語られる恐怖は、

所謂洋画によく観られる血まみれなスプラッター・シーン(「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」などなど)とは、一線を画している。


どう言えば一番しっくり来るだろうか?


五感に訴えてくる恐怖


というのだろうか・・・・・・。


私はとっても楽しめた。


音響に拘っているだけあって

音の表現は素晴らしかった。


それプラス、監督の人を食ったアングル。

これが面白い!

あれを下から撮るか普通、思わずニヤリとした。

廊下の雑巾掛けのシーンも、埃の残り具合が何ともいい味でした。


主役の市川由衣ちゃん、レオさん、西山 潤君、ココリコ田中以外の役者の使い方が贅沢でした。


阿部ちゃんも、西田尚美さんも、松尾スズキさんも怖かった。あ、嶋田さんも(笑)。

怪演4人衆と勝手に名づけさせて頂きます(笑)。


西田さんって、多才だなあー。不気味な感じが良く出てた。

この人の存在感ってなんか好きです。


赤い服の少女、高橋真唯ちゃん。

とってもミステリアスで可愛かったのだが

イマイチなんだったのか、良く分かりませんでした。

人魚つーことなのかな?


最後はやっぱり騙された。

でも、何だか残酷だった。


マジックに浸かりたいあなた

観なきゃ損、損!


とだけ言っておきます。


堤 幸彦は期待を裏切らない。


そうそう、色々なブログでも話題になってましたが

トリック劇場版2」の予告が笑えました。


サイレン  サイレン


パンフ、(真ん中右の市川由衣ちゃんが耳を押さえているイラスト)がしてあるんですよ。

何か破くのが勿体無くて

まだ見てません(笑)。↓


サイレン パンフ未開封