生き残り戦略としての医学部受験 2024年3月24日

 

 

息子が医学部に合格して1年が経ちました。

息子が医学部を受験するとき、

共通テストが近づいて緊張が高まったとき

また、医学部に合格がきまったとき

よく祖父と祖母のことを思い出しました。

 

祖父と祖母は大東亜戦争の時期、

戦後の混乱期、日本が貧しい時期、

日本が復興していく時期を生き抜きました。

 

祖父はよく私に戦争の時の話や戦後の苦しかった時期の話をしました。

一歩間違えば生きて日本に帰れなかったでしょうし

空襲によって焼け野原となった日本を復興させていくのは

本当に大変で、苦しいこともいっぱいあったでしょう。

そんな時期に大病を患い苦しい闘病をしたこともあったようです。

 

私は40代までは、祖父の時代は大変だったんだな

今は平和な時代だなと思って過ごしてきました。

まあ、まちがえてはいないと思います。

 

しかし、40代の後半、現在50代前半となり思うのは

いつの時代も生きることは大変で

人生はやはり戦いであるということである。

 

日本という国も世界も常に動いていますし

その中でたったちっぽけな一人の人間として

踏ん張って生きていく、自分の足で歩いていく

その中で、命の危険もあれば

社会的な競争というものもあります。

これは、いつの時代も同じだと思います。

 

それは、祖父・祖母だけでなく

ずっとずっと前の御先祖様から

いろいろな困難もある中を生きてきたのです。

私や息子もやはり同じです。

 

私が今あるのは御先祖様のおかげです。

息子がいて、医学部受験に挑戦でき、

運よく合格でき、今、医学を学ぶことができているもの

御先祖様のおかげです。

 

御先祖様からの命のリレーを

自分の区間をしっかりと走り

次の世代へとつないでいきたいと私は思います。

 

これは日本という国で考えても同じだと思います。

日本という国、その文化・伝統を先人が築き、守ってきました。

私たちもまた、しっかりと受け取り、受け継いでいきたい

日本人として、そう強く思います。

 

同じ一人の人生、一度の人生を生きるのであれば

熱く、力強く、やる気や栄光に満ちた人生を送りたいものです。

その在り方は人それぞれだと思います。

医学部受験に臨み、医者として人命を救い懸命に生きることは

その在り方の一つとしていいことだと思います。

目指す価値があると思います。

 

生きろ!

熱く生きろ!

生き残るんだー!

今日も明日も歩くんだー!

前に向かって、自分の足で、一歩一歩、歩くんだー!