ビジネス本を読んでいると、お金を「稼ぐ」より「使う」ほうが難しいとよく書いてある。
いやいや稼ぐほうが難しいでしょうと私も思っていたが、初めて確定申告をした時にその意味がよくわかった。
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▼そもそも確定申告とは何か?
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確定申告とは、ザックリ言うと1年間の売上や経費などを申告し、税金(所得税や住民税など)を納める金額を確定することである。
私で言えば音楽活動(流しなど)の売上、ipadだったりギターの弦買ったりの経費を年単位で計算し、税務署に申告しなければならない。
やらなかったら脱税だ。大問題になる。
因みに会社に雇われている人は、手元に給与を得る前段階(源泉の状態)で徴収される。
これが源泉徴収というものだ。
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▼税金(所得税)のザックリとした仕組み
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税金は、「売上から経費を差し引いた金額」と「税率」で算出される。
厳密には税率の前に控除というものがあるが、ちょっとややこしいのでここは一旦省略させてもらう。
例えば売上が100万円。経費が80万円。税率が10%なら、
(100万円ー80万円)×10%=2万円 である。この2万円が税金(所得税)である。
因みにここでの利益率は20%だ。
100万円稼いで80万円お金かかったので、残り20万円が利益というわけだ。
では仮に売上100万円で、経費が10万円だったとしよう。税率は10%。
するとどうだろう。
(100万円ー10万円)×10%=9万円 となる。つまり税金が9万円になる。
因みにここでの利益率は90%だ。
利益率が高ければ、確かに手元にお金は残る。
だけどその分税金に持っていかれるという仕組みになっているのが現状だ。
個人事業主が領収書にこだわるのもそこだ。少しでも経費にして税金を減らしたいからだ。
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▼流しは利益率が高すぎる
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この考えでいけば、税金取られるぐらいなら経費にできるものは経費にしたいと考える。
つまり経費としてお金を使いたいということだ。
流しは利益率が高すぎる。なぜなら経費がほとんどかからないからだ。
練習なんて1日500円。家だと当然0円。
ピックは1枚100円だし、ギターの弦も毎回は張り替えないのでとにかくお金がかからない。
経費がかからないってことは税金が多く持っていかれるってことだ。
まさか自分の職業がここまでとは露知らず、その時初めてお金を「使う」難しさを知ったというわけだ。
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▼実際何にお金を使っているの?
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私は本を買っている。つい先ほども1冊購入した。
本は自分の活動のために必要なものだから、経費として認められる。
ただそれでも1冊1,500円とかだから、まだまだ戦いは続く。
他はご挨拶回りでの飲食代などである。
ただこれもありがたいことに奢って頂けることも多く、もっと循環したいところではある。
いらないものや経費にできないものにお金を使うわけにはいかないから、この辺りのバランスが非常に難しいと思っている。
そもそも税金以前に私のお金は皆さまから頂いた大切なお金だから、税金に振り回されるのは本末転倒だ。
今日から2020年後半戦。
せっかくお金を使うなら、おもしろいことや皆さんのためになる使い方をしたい。
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