大フィルの特別演奏会でした。
今季からアーティスト・イン・レジデンスを務める
ダニエル・オッテンザマーの発案による ”指揮者
を置かないチェンバーオーケストラ” ということで
企画されたプロジェクトとのこと。オッテンザマー
とコンマスの崔文洙さんが「アーティスティック
リーダー」として名を連ねました。
プログラム前半は、(多分)初めて聴く曲ばかり。
1曲目のグノーは、交響曲というより管楽九重奏
でした。続くオペラ作曲家の2作品は、いずれも
オッテンザマー大活躍。クラリネット協奏曲の
吹き振りという感じ。颯爽として、変幻自在。
素晴らしい演奏でした。アンコールでは、2人の
奏者を加えて登場。演奏前に挨拶と曲紹介して
くれましたが、聞き取れず。
モーツァルトの「2本のクラリネットとバス
クラリネットのためのディヴェルティメント
KV 439b」より第4番 第4楽章でした。こちらも
お見事。前半だけで元が取れたような気がする。
後半は、ベートーヴェン 交響曲 第2番。
この選曲も良かった。表情豊かで溌溂とした
演奏を楽しめました。それはそうと、久しぶりの
オッテンザマー、最高だったなーと思っていたの
ですが、実は自分が以前聴いたのは、ダニエル
ではなく、弟のアンドレアスの方でした。