Kobe City Chamber Orchestra
The 156th Subscription Concert
Hidemi Suzuki, conductor
2023/02/11 @Kobe Bunka Hall
PROGRAM
Mozart:
- Serenade No. 13 in G major, K 525
"Eine Kleine Nachtmusik"
- Serenade No. 12 in C minor, K 388 (384 a)
"Nachtmusik"
Schnittke: Moz-Art à la Haydn
Prokofiev: Symphony No. 1 in D major, op. 25
"Classical"
神戸市室内管弦楽団の2022-23シーズン
最終公演でした。長岡京室内アンサンブル
と重なってしまいましたが、こちらのチケット
を先に買っていたので、あきらめました。
長富彩さんのリサイタルも、聴きたかった
んだけどなー。演奏会って、何で土日は
昼公演ばかりなんですかねー、夜もやって
くれたら、ハシゴできるのに.....。
今回のは「音の謎かけ」というというテーマ
で、ちょっと変わったプログラム。前半は
モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・
ムジーク」でスタート。超有名曲ですが、
それ故、演奏会で取り上げられるのは、
少なめ。久々に全曲通して聴きましたが、
颯爽とした快演でした。この曲では、指揮者
なしで、鈴木秀美さんはチェロ奏者として
参加。指揮だけでなくチェロ演奏も、
どんどんやってもらいたいですね。
2曲目は「ナハト・ムジーク」。弦楽器のみの
「アイネ・クライネ~」の後に、管楽器のみの
この曲という構成も面白かった。8人の中で
オーボエの岡山さん以外は客演で、京響の
小谷口さんも参加していました。
後半は、20世紀前半の作曲家が「古典派」
からヒントを受けて書かれた曲で、最初は
シュ二トケの「モーツ-アルト・ア・ラ・ハイドン」。
STAES ON 45のメドレーみたいなものを想像
していましたが、あながち間違いでもなかった。
照明を落とし、暗闇の中から、不協和音が
流れ出し、モーツァルトの旋律の断片が
ハイドンのシンフォニックな響きと合わさって
コラージュされていくというもの。使われている
曲の多くは、モーツァルトの未完の作品との
ことで、有名な交響曲#40以外はさっぱり
分かりませんでした。また、ハイドンの#45
のような趣向もあり、ユニークというか、
変な曲でした。
最後は、プロコフィエフの古典交響曲。ここまで
弦楽器のみ→管楽器のみ→弦楽器のみ
と来て、最後にようやく管弦楽となりました。
この曲をメインに持ってくるのは、室内オケ
ならではというところですが、大曲がなくても
十分楽しめた、良いプログラムでした。
アンコールは、ハイドンの交響曲 第62番の
第2楽章。
来季は、定期演奏会が1回増えて全5回。
それに神戸市混声合唱団との「天地創造」
が加わります。コンプリートを目指しますが、
5月のガラ・コンサートはスルーします。