TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ | えのきち映画感想文

えのきち映画感想文

しがない40代サラリーマンの映画レビューです。
ネタバレはないので宜しければどうぞ。

『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』を鑑賞。

久々の更新となるので既に当ブログの存在を忘れていた方々も何卒お目を通して頂きたい。

宮藤官九郎監督の最新作である。
高校生が修学旅行中のバス事故により死亡するところから始まる本作は、不幸にも公開直前に現実のバス事故が発生してしまった事により公開延期を余儀無くされ、ようやく陽の目を見る事となった。

主演は長瀬智也、神木隆之介。

地獄に落ちた大助(神木隆之介)は好きな娘とキスをした事もないのにこのまま死ぬのは納得できない。そこで地獄専属ロックバンドのヴォーカル、キラーK(長瀬智也)によると、閻魔の裁きによって人間界に転生できるチャンスがある事を聞き地獄の特訓を始める。

さて、ようやく公開となった本作だが、楽しみに鑑賞してみればいつも通りのクドカン節。悪く言えば最初から最後までショーモナイ小ネタと小道具の連続である。
しかし、ハマる人にはトコトンハマる作風なのである。

今作は音楽(特にロック~ハードロック寄り)に関係するネタが数多く散りばめられているのだがそれが結構マニアック。長瀬くんファンや神木くんファンの方々の大半は理解できないのではないかと危惧している。
幸い私は音楽の好みもドストライクなのでいちいちツボ。ほぼ満遍なく楽しめた。

そもそもクドカンのノリについていけない方は決して観てはならない作品だが、ある程度音楽に関する知識があればより楽しめる今作。
誰が誰か分からないほどのメイクなのでエンドロールを見ながら「あれ?あの人出てたっけ?」と言いながら盛り上がる事も出来るだろう。

まぁ、とにかく細かい事など気にせずに楽しめる方だけ楽しめば良い。そんな作品である。

{677080C1-070F-405C-86A6-4B5224CEC66B}