東京市場毎朝10時(正確には9時55分)はその日の銀行の
各通貨の取引基準を決める時間帯です。
ドル円市場では通常、ドルが不足することから、10時に向けて
ジリジリとドルを買い上げてくる行動が見受けられます。
為替相場のレベルや日によって上昇の程度に差はあるものの
ある決まった時間帯にほぼ確実に上昇するのは例がありません。
ほんの少ししか為替差益を得られないのが難点ですが、それでも
リスクの少ない取引の1つなので、これを利用したいと思います。
基本的には、ドルの買いポジションを持つということになりますが
よりドルが不足しそうな時(5・10日、GWや正月)を狙います。
5・10日の前日NY時間帯もしくは当日の朝6時~9時半頃までに
米ドル/円の買いポジションを建て、仲値のイベントが終わる
9時55分より前に買いポジションの手仕舞いをします。
ちなみに仲値を利用した取引で儲けられる可能性の利益幅は
通常、わずか数銭から50銭程度なので欲張らないのがコツです。
場合によっては上昇幅が少なかったり、上昇しない日もあるので
より柔軟な取引(手仕舞い)をするのが賢明といえるでしょう。