ボラティリティ(変動率)とは?
投資理論の世界では価格が変動するリスクをボラティリティと
呼んで、リスクの尺度にしています。
具体的には期待収益率のバラツキを統計的(標準偏差)に示して
その数字のブレが大きければ、ハイリスク・ハイリターン、
小さければ、ローリスク・ローリターンであると考えられます。
注意すべきは金利より値動き?
「金利5%の英ポンド」と「金利7%のNZドル」があれば、
金利を基準に考えればNZドルがお得であると判断できます。
しかし金利が高くても値下がりして損をする場合もあるし、
金利が低くても値上がりすれば得をする場合もあります。
問題なのは通貨の値動きであり、通貨間で比較するには
値動きの「幅」ではなく「率」で見ることが大切です。
ちなみに値段の違う通貨を比較するには変動係数を使用します。
変動係数は「標準偏差÷平均値×100%」で算出が可能。
一般的に変動係数が小さいと変動率が小さくなり、
逆に変動係数が大きいと変動率が大きくなります。