コロナパンデミック下のクアランティン生活。
毎日毎日3食のごはんを作り、山ほどの洗濯ものと散らかるばかりのおもちゃと戦うこと4か月
アメリカも少しずつリオープンに舵を切り始めたけれど、私たちが暮らすメリーランド州のこの地域は、アメリカ国内でもトップクラスの感染者を抱え、なかなか元の生活に戻らない。
子どもの学校は年度末(8月末まで夏休み、9月から新学年度)まで休校だし、夫の仕事はリモートのまま。
ショッピングモールも美容院も、おもちゃ屋さんも公園もちっとも普段どおりにならないから、相変わらず鬱々の日が続く
そんななか、ちょっとの気晴らしと私の負担軽減のため
そして
ほんの少しの経済活動維持のため、
デリバリーやテイクアウトのお食事が日々の心を癒してくれる。
マクドナルド、安心する
アメリカは外食産業が盛んだって言うけれど、アメリカ生活に慣れない私にはそうは思えない。
そもそもレストランはとってもファンシー(高価)で、安くても、家族5人、レストランで座って食事をしたら$100はかかる。
ラーメン一杯食べても$15(約1600円)はくだらないし、座って食べるレストランでは漏れなくチップが必要だ。
このチップ文化になじむのはなかなか難しいんだけれど、それはまた別の話。
ともあれ、
敷居が高すぎて、おいそれとレストランに行くこともできず、
そうかといって、おいしいお惣菜に巡り会うこともない。
ハゲ天で天ぷらを買って天そばをして、
鮮魚売り場で刺身を見繕って手巻きずし
中華総菜屋さんでg計量の中華おかずを選んで
日本のデパ地下がひたすら恋しい・・・
アメリカのスーパーで売られているお惣菜は、日本人の我が家の舌には馴染まない。
そして、結局子どものリクエストは、全世界、どこへ行っても同じ味、同じクオリティ、同じ店構えのマクドナルドに集中する。
世界中どこへ行っても同じテイストを堅持するマクドナルドは、慣れない異国で右往左往したときに、安心感を与えてくれるヒーリングスポット。
アメリカでは、健康に気を使っているとされる一部の人たちから、マクドナルドは毛嫌いされているようで、人によっては、「MacDonaldに子どもを連れて行っては絶対ダメよ!」と強く勧めてきたりするけれど、アメリカの他の食事に比べてそれほど不健康だとは思わないけどな
ポテトチップスを野菜だと言ってはばからない彼らの中で、マクドナルドはどういう位置づけなんだろうーーー
我が家的には、アメリカでも日本とさして変わらないメニューが食べられて、日本よりは高いけど、他のレストランに比べれば比較的リーズナブルなマクドナルドは心の友。
月に1度は利用する。
しかし
マクドナルドの注文は鬼門なのだ
言葉が全く通じない
マクドナルドのカウンターオーダーは、とってもとってもハードなミッション
カウンターの店員さんは大体がネイティブのアメリカ人ではなく、ラテン系移民の人たちが多い。
もちろんネイティブな学生さんとかもいるけれど、いずれにしても、私の英語はまったく通じない
アメリカにはかなりの割合でラテン系移民の人がいるけれど、ネイティブスピーカーでないものどおしの英語の会話は不毛だ。
日本語なまりの英語は相手も聞きづらいだろうし、私たちもラテンなまりの英語はかなり聞き取りにくい。
そして、実は彼らにしても英語が堪能なわけではないみたいで、お互い中途半端な英語どおしのやり取りはとってもとっても難しいのだ
そもそも日本のような手持ちのメニュー表はない
カウンター後ろの電光掲示板があるだけで、手元でメニューを見ながら選べるようにはなってない。
それぞれのメニューにいろいろなオプションがあるので、一度の注文でかなりのやり取りを要求される。
わがまま家族5人分のオーダーをカウンターでこなそうと思ったら、軽く5分はかかる自信がある
曰く
ハンバーガーミール1つ。ハンバーガーはソースなし、ピクルス、チーズ抜き。
ビバレッジはファンタオレンジ。
ハッピーミール ナゲット4個入り。
ソースはなしで。
セカンドサイドはエクストラキッズフライ。
おもちゃは男の用で。
ビバレッジはオレンジジュース。
バターミルククリスピーチキン1つ。トマト、マヨネーズはなしで、ベーコンを追加。
ビバレッジはアイスコーヒー。ミルク1つ、砂糖はなし。
オールデイブレックファストのソーセージエッグマフィンのセット1つ。チーズ、バターはなしで、ベーコンを追加。
ビバレッジはコーラゼロ。
単品でフレンチフライのMサイズ1つ、モカフラッペSサイズ1つ。。。。。。。。。。。
日本語だってうっとうしいのに、これを英語で、しかも、ネイティブスピーカーではないカウンタースタッフとのやり取りは、聞き取りも受け答えも絶対に一度ではすまない。
聞かれていることもわからないし、私の言っていることも通じない。。。
メニューを完全に把握していないうちは、相手が何を聞きたいのか、何のチョイスを迫られているのかもよくわからないから、会話はちっとも進まない。
特に、渡米後すぐの数か月は、マックのカウンター恐怖症になるぐらい、カウンター注文は気が重かった
世界共通とは言え、アメリカマックは日本とは少しメニュー構成が違う。
子どもの大好きなハッピーミール(日本のハッピーセット)には、セカンドチョイスの何かが付いてくる。
普通のオプションはヨーグルトかリンゴスライスなんだけど、我が子はそのどちらも嫌い。
その場合、キッズエクストラフライという小さいサイズのポテトに変更できて、通常のキッズサイズのポテトに加えてもう一つポテトがついてくる。
ハンバーガーの種類も、日本とは微妙に違う。
チキンだけでも、フライのチキン、バターミルククリスピーチキンがあり、時期によってはベイクのチキンもあったりする。
ハンバーガー、ビッグマック、ダブルクォーターパウンダー、ダブルチーズバーガー、トリプルチーズバーガー、フィレオフィッシュ・・・
朝Macのメニューも、お店によってはAll day Breakfastとして一日中、いつでも注文できる。
ビバレッジ(飲み物)は大体セルフサービスで、注文したらまずカップだけ渡されて、自分で好きな飲み物を入れて、おかわりは自由
猛者は、注文してすぐカップをもらい、順番を待つ間にジュースを飲み、オーダーを受け取るころにはおかわりのジュースを注ぎ足して帰っていく。
ただし、オレンジジュースやコーヒー系の飲み物はカウンター渡し。
あれやこれやをクリアして、注文を終えて待つこと数分。
多くの場合、間違った商品が入っていたり、入っていなかったり、お願いしたはずのカスタマイズが無視されていたりする。。。
言葉が通じなかったのか、オーダーの確認がずさんなのか、確認する根性も英語力もないので、泣き寝入る
その場で気づけばクレームするけれど、テイクアウトで持ち帰った後だとどうしようもないんだもん。。。
渡米1年、何度かの挑戦と挫折を繰り返し、カウンターでの注文はあきらめた
アプリ最強!!
駐車場のcurbsideマーク
オーダーをピックアップする人は、駐車場の一画にあるこのマークのある場所に車を停めて、
オーダーアプリに何番で待っているか入力すると、スタッフの人が駐車場まで持ってきてくれる。
drive thruのインカムとのやり取りは、窓口でのやり取り以上に難物
だけど、モバイルオーダーをピックアップするだけなら楽勝だ。
curbsideは便利だけど、たまに利用すると、雨の日なんかは特に露骨にイヤそうな顔をされるので、あまり利用しないことにしている。
また、お店によっては、店内にデジタルオーダー用の機械がある。
窓口でやり取りをすることなく、これでオーダーから支払いまで完了。
窓口で注文したオーダーと同様に、カウンターで受け取ることができる。
ゆっくりメニューを見比べることもできるし、
ハンバーガーの個人的なカスタマイズもできる。
デジタル万歳
この機械の存在を知ってからは、店内での注文も億劫ではなくなった。
ただし、どこのお店にもあるわけではないので、店内に入ってデジタルオーダーボードがなければアプリで注文する。
英会話上達のためには会話の練習は必須!
わかってるけど、窓口で長々とまごついていると相手のイライラが伝わってきて怖い
だから、マックでもシェイクシャックでも、ファストフードの注文はアプリが大好き
でも、結局注文を間違えられたり、おかしなものが入っていたりするのは変わらない
私の英語のせいじゃなかったー
ちなみにシェイクシャックの注文はマックよりもさらにハードルが高いんだよ