12月はほぼ働く気ないんだって
11月末。
11月の第4木曜日、サンクス・ギビングのころになると
街はなにやらウキウキ、ソワソワ
心なしか車の数が増え、
ホームセンターやスーパーマーケットが微妙に混んでいる。。。
長くこちらに住んでいる日本人に聞くところによると
11月も半ばになると、街は半分ホリデー気分
労働意欲なんかまとめてどっかにうっちゃって、
年末の一大イベントに向けて心ここにあらずなんだとか。
家の飾りつけやギフトの手配、カードの準備など
やることがいっぱいで気忙しい。
アメリカのクリスマスは日本のお正月に匹敵する一大年中行事みたいだ。
近所のお家も、見るたびにキラキラが増える
ハロウィーンのときも出現した、空気で膨らます人形やネオンがいっぱい
LED電球で庭木や玄関回りを飾りつけていて、とってもきれい
アメリカのお家は、外から部屋の中が見えるオープンな作りになっていることが多く、
カーテンを引いている家もあまりない。
クリスマスツリーは窓辺に置いて、
外から見えるデコレーションの一部。
Merry Christmas! って言わない
スーパー・マーケットやドラッグストアには必ずあるカード売り場も盛況みたい。
日本の年賀状文化はとうの昔に衰退を始めているけれど、こちらではまだまだ活発。
ただし、「クリスマス・カード」ではなく、「ホリデー・カード」
最近は、人種や宗教の違いに配慮して、外では「ハッピー・ホリデー!」
と言うのが当たり前なんだって。
まあ、近所の人や街で会う人の信仰が何かなんて知らないし、
日本人みたいに無頓着な人ばっかりじゃないから、当たり前かもね。。。
12月も半ばを過ぎると、スーパーで買い物しても、近所の人にご挨拶しても
最後は「ハッピーホリデー」と言われる。
普段は「Have a good day!」とか「Have a great one!」とか言われるところが
「Happy Horiday!」になる。
「Merry Christmas!」とは言わないんだな
(トランプ大統領は言うらしいよ。。。)
「ハヌカー」
(ユダヤ教のお祭り。ユダヤ暦キスレブ月の25日から8日間お祝いするんだって。
それがクリスマス時期と近く、今年は12月22日~30日まで。)
をお祝いする人もいるし、
特にめでたいことは何もないけど、
新年を迎える時期だし、会社や仕事は休みだし、
25日は一応休日ではあるから、「Happy Holiday!」。
そして、お店にはツリーやデコレーションアイテムがいっぱい並ぶ。
うちもクリスマスツリー買おう!
うちにもツリー置くかな・・・。
別にキリスト教徒じゃないけど・・・。
日本の家では、クリスマスに特に飾りつけとかしない(面倒だから・・・)
もちろん、我が家のKidsたちにもサンタさんは来るし
ケーキも用意するし、ごちそうを作ったりもする
ツリーもあったけど、超ちっちゃくて、
それ単体で勝手に光る、飾り付け不要の、ずぼら主婦向きのやつ
それでさえ、出すのも面倒だから出さずじまいの年もあり、
しかも、引っ越しのときに処分しちゃった
我が家では、クリスマスは片手間にお祝いするものだったのだ。
でも、こんなに盛り上がってるし
アメリカのお家にはやっぱりツリー似合うよな。。。
風の噂で「生木のツリーがいい」と聞いた
清涼なグリーンが香り、部屋に生気が満ちるんだって
「へー 生木のツリーなんて売ってるんだ!!」
と、ついつい回りの空気に流されて、いつになく、やる気満々の母。
アメリカでは、プラスチックのフェイクツリー派と生木ツリー派がいて
生木派は、毎年本物のモミの木を買って、飾り付けするらしい。
そして、クリスマスが終わったらゴミに出すんだそうな。。。
実は、日本でもIKEAで生木のモミの木を売っていて、
クリスマスが終わるとIKEAで引き取ってくれるというシステムがあるとか。
へー、アメリカでもそうなのかもー
と思って一番近いIKEAに行ってみる。
けど、
聞く店員、聞く店員みんなに不思議そうな顔をされ、
「生木のツリーなんてうちにはないよ」
って。
「あれー?」
よくわからないけど、とりあえずIKEAにはないようだ。
というか、実は、アメリカのIKEAで生木を扱っていないことについては、
環境問題とか、超消費社会が抱える矛盾とか
実は、いろんなことを考えさせられる話だった。
実際、アメリカで生活してみて、この時期、ツリー事情を見たり調べたりしていると
私だって思うことはあるんだけど、とりあえず、クリスマスだし、
ウキウキしてるし、我が家のツリー問題に集中、集中
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生木のツリーはけっこうあちこちに売っている
その時期になると、空地にマーケットが立ったり、
ホームセンターやスーパーマーケット、
ガーデニングショップなどでも生木のツリーが並ぶ。
娘の高校でもツリー販売をやっていた。
ラクロス部の保護者などが中心になって、
学校の駐車場で1日だけのツリーマーケットを開催。
売上は、部活動の資金になるらしい。
いろんな高さのツリーがあるけど、
ここでは8~9feet(240~275cmぐらい)で$150。
売られている生木は、根元で切られているから、
専用のツリースタンド(土台)を買って立てるか、
土の入った植木鉢にさすとかして自立させる。
Whole foods marketのツリーは土台つき。
4feet(120㎝)ほどの低いタイプで60$ぐらい。
これを買うと、車の天井にくくりつけて持って帰ることに。
この様子もクリスマス前の風物詩なんだって。
う~ん。。。
いいけど、ちょっと面倒になってきたゾ。。。
やっぱり生木だから、時間がたつと枯れてくるし、
飾りつけしてるときに葉がバラバラ落ちたりするとイヤだし、
香りがいいっていうけど、旦那さんはあんまり香りモノが得意じゃないし、
時期が過ぎたら捨てることになるし
そして来年もまた買うんでしょ、、、
やっぱり、やめた。。
フェイクでいいよ
そして、こうなった!
Flocking(雪が降ったような白い葉っぱにする)加工された
フェイクツリー。7feet(210㎝強)。
キラキラ光るLEDも最初から固定されてるタイプ。
過剰にならない程度に飾り付けをして、
ツリーの足下にはツリースカート。
うんうん、ちょっと地味だけど、「ホームアローン」みたい~
これだよね、アメリカのクリスマス
3年間だけ、どっぷりアメリカにかぶれてキラキラのクリスマスするゾ。
アメリカのクリスマスは意外に発見が多くって、
毎日毎日「へー!!」の連続。
次回は、クリスマスギフトとかカードとか、
年賀状もお歳暮も忘れかけてる日本人には
驚きの連続のお話。。