ワシントンD.Cは、緯度38度。
日本でいうと秋田や仙台と同じくらいに位置している。
夏は強烈に暑く、冬はとても寒い。
私たちが上陸した3月上旬はまだまだ寒く、朝、今日は曇ってるなと思ったら、
昼には雪がちらついたり、油断すると積もるほどの雪が降ることもあるらしい。
冬の間に、一度や二度はどかんと雪が降ることもあり、
家には暖炉と雪かきスコップが欠かせないとか。
夏は強烈に暑く、高温多湿。
まだこちらの夏は経験していないけれど、夏はとても暑くて長いと聞く。
そして、今。
ワシントンD.C.は、一年で一番過ごしやすく、美しい季節を迎えている。
日本から100年前に贈られたという桜が、あちこちそれは見事に咲いている。
借りているお家の庭にも桜の木が
手前が桜で、右はマグノリア(モクレン)。
庭に桜の木があるなんて、なんて贅沢! と感動したのはいいけれど、
ものすごい花びらのじゅうたんが。。。
はいてもはいてもきりがないほど、降ってはつもる。
こちらの人は、春あたたかくなると庭の手入れに余念がない。
庭は街の景観の一部だから、洗濯物だって外には干せないし、
(というか干さない。だいたい乾燥機が家についているから)
庭をきちんと手入れして、きれいに整えるのは義務なのだ。
荒れさせるとコミュニティから苦情が来ることもあるらしいので、びくびく。。。
日本では考えられないほど広いお庭は、とてもありがたいけれど、
慣れないお庭の手入れに四苦八苦。
見慣れない虫や若干図々しいリスに、めちゃくちゃ足の速いネズミ。
ときどきは鹿なんかも庭にやってくるそうで、
美しくて過ごしやすいいい季節は、当然動物にとってもいい季節。
千客万来の春の訪れです。