あの日以来、yuriと会社が終わってからご飯行ったり、飲みに行ったり、一緒に帰ったりした。

毎日が凄く凄く楽しかった。

「最近やたらと遅いのね」と同棲中の彼女に口煩く言われる日々が続いた。

段々、そんな毎日に疲れ同棲中の彼女を抱けなくなっていた。

――yuriともっと一緒にいたいな。


だけどyuriには彼氏がいる。きっと俺の事を友達以上には思ってくれていない。
だからこの気持ちは忘れて、今の彼女との将来を考えた方が絶対良い。

それから俺はyuriを避けるようになった。しかし同じ気持ちだったのかyuriも俺を避けはじめた。

――これで良いんだ…。


会社もお盆休みに入り、俺は実家へ帰省していた。

突然のyuriからのメール。
「結婚する事になったから、来月いっぱいで会社辞めるね。今まで仲良くしてくれてありがとう。」

―嘘だ…。頭が真っ白になった。

でも俺はこのメールの返信に「良かったね、おめでとう!結婚式には呼んでね」と打っていた。

もう何もかもやけくそになっていた。