屏東県の東龍宮
台湾で日本人をご祭神として祀る廟は一つ、二つではありませんが複数の日本人を祀る廟はここだけ、と聞いて訪れたのが台南の近くの屏東県・坊寮というところにある「東龍宮」です。ここは3人の将軍と2人の女性がご祭神です。主なご祭神は「田中綱常将軍」ですが、それ以外に日露戦争の英雄である乃木希典将軍、北川真征将軍(この人はどういう方かよく分かりません)、中山貴美(?)女史、秋山良子(?)女史をかたどった人形が祭壇に並んでいらっしゃいます。
ことの起こりはある女性が田中将軍の夢を見たことだそうです。調べてみると田中綱常将軍という方は確かに実在していました! 海軍少将であり、貴族院議員までつとめた偉い方でした。これは不思議なことがある、これは尋常ではない、とりあえずお祀りしよう、ということで廟の建設が始まったそうです。
トルコの軍艦、エルツゥールル号が難破して日本の漁民に救助された事件を知っていますか? 田中綱常はエルツゥールル号の生存者63名を軍艦「金剛」でトルコまで送って行った人です。トルコでは皇帝アブヂュル・ハミト二世にお会いして明治天皇からの手紙と贈り物を差し上げたそうですが、そういうこともちゃんと夢に出てきたそうですからいやはや、スゴイですねえ~! 田中綱常は台湾との縁も深く、台湾総督府民政局事務官、台北県知事を歴任しています。享年61で病死なさっています。
それにしてもなぜ乃木大将や、他の日本人も一緒に祀っているのか、はよく分かりませんでした。
この廟もとてもきらびやかで、絢爛豪華な台湾式の建物なのですが、天井には大きな日の丸が描かれていました
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田中綱常将軍の夢を見た女性(左)
