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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26(2014)年2月18日(火曜日)
通巻第4149号 <前日発行>
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「北京も上海も人間の住むところではありません」
この上海社会科学院のレポートはネットから削除された
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ソチ五輪開会式に飛んでいった習近平・中国国家主席と仲良く握手して見せたプーチン(ロシア大統領)だが、中ロが仲良く提携できるのはジェスチャーでしかなくロシアの中国警戒心は根深い。プーチンは安倍首相とは他の首脳をさしおいても、特別にランチを取ったほどだった。
とくに2012年に中国が砕氷船を北極探査に派遣したこと、また13年には、北極海航路へのアジア側の通過海域であるオホーツク海に中国艦艇が進出したこと、これらを異常に警戒するロシアは周辺海域で海軍の軍事演習を実施している。
中ロ関係が仲良しと表面的にとるべきではない。
とくにシベリアへもぐりこむ中国の不法移民にロシアは業を煮やしており、ハバロフスク地方では2012年一年だけで「ロシア連邦保安局」(FSB)は千人以上の中国人不法移民を国境で阻止し追い返した。同年にはモスクワの非合法屋台を一斉に手入れし、数百の中国人行商人を追放した。
(空気の綺麗なシベリアへ移住したい中国人の気持ちは分かるなぁ)。
2014年2月12日に上海社会科学院が報告した「中国の都市は人間の住むところではない」というオフィシャル・レポートは一度ネットに掲載されたが、ただちに「何者かによって」削除されていたことが分かった(2月13日、アジアタイムズ)。
世界の大都市のなかでも東京、ロンドン、パリ、ニューヨーク、そしてシンガポールの五大都市は住みやすいという評がされる一方で、北京、上海などは「人間が住むところではない」と公的機関が報告したのだ。
この上海社会科学院の公式レポートが、削除される前に報じられた内容は「六億の中国人はなんらかの公害被害を受けており、ちかく北京では新規則によって公害安全規則を満たさない数百の工場が閉鎖されるというが、すでに富裕層は海外逃亡している」など衝撃の内容が含まれていた。
世界保険機構(WHO)の調査によれば、世界のガン発症、中国が世界ワースト一位だったことが分かった。
あの大気汚染、水質汚濁で肺ガンばかりか肝臓ガン、食道ガンの発生が中国で際立ち、2012年の新規患者のうち死亡した人の、じつに36%が中国人。肝臓と食道ガンの死亡率は50%(世界人口に占める中国人は19%)。
だから中国人にアンケートをとっても「来世は中国人に生まれたくない」と答える人の方が多いことになる。
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◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆
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曖昧戦略から弱腰外交のオバマは中国に適切な対応を欠いている
そうはいっても習近平は最弱の皇帝、華国鋒に酷似する権力状況
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古森義久 vs 矢板明夫『2014年の米中を読む』(海竜社)
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「米国と中国を知らなければ世界はわからない」というのが副題だが、まさにその通りである。中国通の矢板明夫氏は産経新聞北京特派員。すでに北京駐在七年のベテラン。かたや古森義久氏はワシントンが長いが、北京駐在歴の二年、中国事情にも詳しい。
このふたりが米国と中国、それも米国の中国研究の視座から情勢を分析するところがユニークである。
冒頭から衝撃的な中国の内部事情が突出する。
太子党エリートの習近平はコンプレックスの塊で、文革の再来を夢見て、『中国の夢』というアナクロ的なショービニズムを推進し、毛沢東の猿まねを演じている。
軍事委員会主席、安全保障局主任など重責をいくつも兼ねるのは「それだけ自信のなさの裏返し」であり、その点で華国鋒と酷似している。
思想締め付けを強化していることは報道でも知っていたが、この文脈から朱建榮の失脚がからまると推測する矢板氏は、テレビで江沢民の代理人のような発言をして日本での宣伝工作の先兵だった朱教授が、中国でもテレビで喋ったが、日本の考え方も同時に付け加えた。習近平に思想締め付け路線は、それさえ許さなくなったため拘束されたと矢板氏がいうのだ。
また日中関係冷却化に危機感をもった野中広務が急遽訪中したが、過去三十回も会談した曾慶紅は現れず、替ってでてきた唐家センは日本語を意図的に使わず、中国語で言い分を読み上げただけだったとか。
野中は「かなりの圧力の元で(彼らが)仕事をしているなと実感した」と感想を矢板氏に語ったようである。
李克強は習近平とのレースに土壇場で敗れたが、その理由は海外亡命組から李に期待するというエールがネットで送られ、それが北戴河会議直前にネットで表明されたため、江沢民が逆転を主導した。しかし、コンプレックスの塊、指導力のない習近平は、いずれ華国鋒のような運命をたどる可能性があると示唆する。
他方、古森氏は米国内の中国論、とくにシンクタンクや議会筋の中国分析の変化、国家安全保障論議のなかで、中国軍をいかに位置づけているかを平明に解説する。
とりわけ中国人の留学生が急増し、彼らが中国の主張を繰り返している実態は日本にとっての脅威となっている今日的政治状況は憂うべきことだとされる。
オバマの中途半端な中国政策、そのリバランスというのは、ふたを開けたら「アメリカの衰退だった」(エコノミスト、2月15日号)。一方でアメリカ系企業はどっと中国から撤退しているが、ワシントンでは親中派政治家も増えている。
最後の日本のあり方を問うに、『朝日新聞と反対のことをやれば、日本は良くなる』という結論的提案には賛成である。
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◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆
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韓国人の日本侮蔑は日帝植民地支配三十六年が直接原因ではない
事大主義、劣等感の裏返し、血の一体性で日本人蔑視六百年
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呉善花『侮日論——韓国人はなぜ日本を憎むのか』(文春文庫)
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日本の植民地支配が反日の起源ではないとして暴走韓国の真相をえぐる最新作。
反日、反日、反日とお呪いか、経文か。しかし、それほど反日を唱える韓国人が、じつはホンネでは日本が好きなのである。このアンビバレンツな心理矛盾を、呉さんは、適切に個人の体験をしっかと踏まえて述べる本書は、誰よりも説得力がある。しかし小誌の読者には、こうした韓国の実情はすでに周知の事実と思われるので、内容の紹介は割愛させていただく。
私的回顧の章には、済州島で生まれ育った彼女は東からあがる太陽に感動した幼い記憶。そして父母は大阪と鹿児島に暮らした経験があり、日本のことを良い国と教えた。父親はある日、日本人の客に流暢な日本語で対応していたことに強い衝撃を受けたという。しかし徹底した反日教育をうけてしまった呉さんは東京へ留学しても、まる二年ほどは日本のことを理解できなかったのだと正直に綴る。
さて呉さんは、本書の中で日本の国学、思想家に言及し、佐藤信淵と吉田松陰、さらには西郷隆盛『征韓論』について触れていて、次の箇所に評者は注目した。
すなわち韓国の歴史家の意見を集約すると征韓論には源流があり、「神功皇后による三韓征伐」、「任那日本府」、「壬辰冦乱」(文禄・慶長の役のこと)から明治新政府の征韓論に流れ、この思想的背景が現在の日韓関係に到っているとする。
他方で『大国』中国が朝鮮半島になした甚だしき介入や支配について韓国の歴史家はなにほどの痛痒も披瀝しないという事大主義が溢れている点を指摘される。
佐藤信淵を「ウルトラ・ナショナリスト」と捉える左翼学者が多いが、彼の真意は自国の防衛であり、華夷秩序への挑戦という魂の重要性を説いた。
だから呉さんは、
「華夷秩序に真っ向から対決しようとした民族思想が、東アジアに初めて出現したことに注目すべき」
であると分析し、さらに付け加える。
「佐藤信淵が主張しようとしたのは、世界制覇の現実性ではなく、『自主の国』の可能性を華夷秩序を突き破って世界大にまで拡張しうる、超国家の思想」だった。
吉田松陰は、その延長戦上に華夷秩序突破の緊急性を訴えた。
吉田松陰を「尊皇思想家」と位置づけた呉さんは『幽囚碌』の次の言葉を引用し、征韓論の根拠、「朝鮮侵攻の根拠を与えた」とする。
松陰は「魯・墨(ロシア、アメリカ)講和一定す、決然として我より是を破り信を戒秋(えびすども)に失うべからず。但だ、章程を巌にし信義を厚うし、其間を以て国力を養い、取り易き朝鮮、満州、シナを切り隋え、交易にて魯国に失う所は又土地にて鮮満(朝鮮、満州)にて償うべし」
「朝鮮と満州とは相連なりて神州の西北に在り、亦皆海を隔てて近きものなり。そして朝鮮の如きは古時我に臣属せしも、今は即ち寝や据る。最も其の風教を詳かにして之を復さざるべきらざるなり」
たしかに吉田松陰はこのように書いたこともあったが、やがて魯(ロシア)へ、そして墨(米国)へ密航してまでも最新の情勢を入手しようとし、晩年には開国政策に対しても佐久間象山の影響を受けて、開明的な意見をのべるようになった事実経過も呉さんは忘れずに指摘している。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)前号の(ST生、千葉)さんのコメントのお答えします。
1.「黒人優先」:オバマが黒人優先主義者、共産思想の持ち主であること。本人は明らかにするほどバカではありませんが国内(保守陣営では)よく知られています。メディアと民主党は左翼傾向が強く、黒人が大統領だとオバマ批判が起きるとすぐに黒人蔑視だと攻撃されるので誰も言いたくない。
黒人優先の例を挙げれば
(A)黒人の閣僚雇用数でなく、重要ポストにつけた黒人の数。例えばEric Holder司法長官、Susan Rice元国連大使。二人ともスキャンダルに巻き込まれている。
(B)貧乏人援助やオバマケアのような政府の補助金乱発。Food Stamp の受給者が二倍になった。最近では大統領命令で最低賃金値上げ。
(C)オバマ発言に見られる。Zinmerman裁判(白人)が無罪判決を受けたあと、テレビで判決に反対する発言。
2.「だから」の理論的整合性:私が言いたいことは、「オバマは黒人問題や富の再配分などを重視しているので国内問題で精一だ」「だからアジア問題などに興味(考え)もなければ能力(余力)もない」
オバマが本性を現すことはない。国外に住む人にはわからないかもしれないけれど、例えばFoxNewsのいろいろな人の批判を聞けばわかると思います。
以上、私個人の意見として聞いていただければ幸甚です。
(アンディ・チャン、在米)
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