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中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。
もしこの島が「中国の不沈空母」と化せば日本は・・・。中国膨張主義に目を向けよう。
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「脱日本」を強行する国民党政権の狙い—台湾の歴史教科書問題
ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
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2014/02/09/Sun
■大中国史観で歴史捏造を急ぐ国民党
台湾で、日本統治時代を含む台湾の歴史を、事実重視の客観的姿勢で記述するのが民進党政権時代以来の高校用歴史教科書だ。
日本では国民党や共産党の宣伝の影響で、「台湾は古来中国の一部」との印象が広く抱かれているが、これを読めば史実、つまり台湾には中国とは異なる独自の歴史的歩みがあったのがわかる。
だがり、こうした台湾主体史観を憎むのが、今日の国民党・馬英九政権の中国人意識である。大中国史観に基いて歴史を改竄し、台湾史を中国史の一環に仕立て上げるべく、教育部(文科省)は一月、短期間の密室作業で、「微調整」という名の学習指導要領の抜本的な改訂を行い、かくて二〇一五年から使用される教科書には大中国史観が導入されることとなった。
これにより、たとえば「オランダ、スペイン統治時代」は「オランダ、スペインの侵入時代」に書き換えられる。つまり中国の台湾に両国が不法に入り込んだとの強調だが、台湾はそれ以前に中国に統治されたことはなく、完全な歴史捏造だ。
「鄭一族統治時代」は「明の鄭一族統治時代」となる。これは台湾を明国の統治を受けたとする歴史改竄である、あの時代、すでに明国は滅亡している。
「日本統治時代」は「日本殖民統治時代」となる。中国の台湾に対し、日本は不法に侵略、占領したと強調するためだそうだ。しかし言うまでもなく、日本の統治は国際条約に基づく合法的なものだった。
その他、「中国」の国名を「中国大陸」と言い変え、中国の外国扱いも止めると言うから、恐るべき政治洗脳のための教科書といえそうだ。
そこで民進党など野党は、これを教科書の「脱台湾化」であると批判し、また諸規定を無視した改訂であることから再審議を求めるなど、激しく反撥している。
民進党の首長の執政下にある六つ県市(宜蘭県、雲林県、嘉義県、台南市、高雄市、屏東県)は、改定された学習指導要領をボイコットする構えだ。二月六日に開かれた全国教育局・処長会議でも、六県市は大々的に批判を展開した。
■「脱日本化」で教科書の改竄を正当化
屏東県の顔慶祥教育処長は「各国は歴史教科書を編纂する際、国家の主体性を最重要視する。しかし我が国は中国と同じ立場に立ち、親中反日的だ。これでは子供たちの眼を、世界を向けさせることなどできない」とした上で、「教員への配慮は最も重要。事実から乖離した内容なら、教員には副教材を作り、正確な内容で教えるよう呼び掛ける」との意向を示した。
台南市の鄭新輝教育局長も「六県市だけではない。全国の教員たちもボイコットに立ち上がるだろう」と述べている。
だが馬英九政権はこうした抗議など織り込み済みだ。政権の力を以って強行できると踏んだ上での改定であるから、全く取り合おうとしない。
この日、蒋偉寧教育部長(文科相)は「脱台湾化」だとの批判に対し、次のように言ってのけた。
「今回の微調整は台湾の主体性を重視したもの。過去の教科書は日本の立場から日本の台湾殖民統治を論じていたが、今回は台湾の立場に立ち、例えば慰安婦に触れる時には『強制』との言葉を入れ、これまで以上に歴史事実に近づけている」
「脱台湾化」とは「中国化」と同義だが、「脱日本化」であって「脱台湾化」ではないというのがこの教育部長の持論である。
これでは詭弁、欺瞞としか言いようがない。そこで今少し国民党政権の歴史の捉え方、つまり同政権が狙う「脱日本」とは何なのかを今少しを見てみたい。
■日本統治への評価は「皇民思想」と糾弾
それには同党機関紙、中央日報(電子版)が七日に掲載した「日本の皇民史観を止揚しよう」と題する論評がとても参考になる。
民進党などの批判攻勢に屈するなと、馬英九政権に訴える内容だが、そこには次のようにある。
———民進党政権時代の学習指導要領は、それ以前の「日本殖民地統治」の用語から「殖民」の二字を省いたが、今回はそれを復活させる。民進党や特定メディアは激烈に攻撃するが、それは一部の人々が日本の皇民思想に惑わされているということだ。
国民党の所謂「皇民思想」とは、日本統治時代の日本人化、つまり非中国人化の思想的影響を非難する一種の罵倒語だ。日本統治時代を評価する者に対し、「お前はそれでも中国人か」と怒りを込め、こうした烙印を押そうとするのである。
そのような国民党だから、当時の歴史に対する見方もデタラメだ。
———日本による一八九五年以来五十年間にわたる台湾統治には正当性がない。一八九四年からの甲午戦争(日清戦争)後、清朝廷に代表される中国から台湾を取ったのだ。それまで台湾人民が畏敬して来た玉山は明治天皇によって新高山と呼び代えられ、日本政府からは富士山よりも高い「日本一の高山」と称された。こうした事例からも、台湾はもともと日本に帰属していなかったことがわかる。だから日本の統治はもちろん殖民統治だったのだ。
玉山一帯はもともとブヌン族やツォウ族の居住地域で、清国の統治はここまで及んでおらず、「台湾人民」一般がこの山の存在を知ったのは日本統治時代以降のことだが、それはともかく台湾が「もともと日本に帰属」していなかったからと言って、日本の台湾統治に正当性がないなどと言えるはずがない。
そもそも台湾を最初に統治したのはオランダであるから、国民党の論法に従えば、清国(中国)の統治もまた「正当性がない」ということになる。
要するに国民党の歴史観は御都合主義の政治宣伝にしか過ぎないのである。
■中国人が恐れる日本時代以降の台湾人の近代文化
さらに以下を見てみたい。国民党が何を恐れ、何を求めているかがよくわかる。
——— 一九四五年、日本の中国侵略戦争は失敗した。台湾同胞を含む炎黄の子孫(中華民族のこと)は悲惨な犠牲を強いられたが、台湾は中華民国政府に代表される中国に復帰し、玉山の名も回復された。それでも一部の人々が日本殖民地統治の呼称に反対するのは、実際には日本軍国主義の立場に立ち、日本の殖民統治に正当性を与え、中華民族と敵対しようと考えているからだ。日本は殖民時代の後期に台湾人に加えた皇民化の害毒は今も残っているということなのだ。馬政権にはもちろんこれを糾す責任がある。
中華思想(中国人意識)に基く反日歴史観を排し、台湾の近代化建設など日本統治時代のプラス面を評価するのが台湾人の客観的な歴史観だが、これに対して国民党は、同党が戦後強制してきた中国人意識からの脱却(台湾人意識の高揚)と看做し、警戒しているのがうかがえる。
国民党は今もなお、「皇民化の害毒」(日本統治時代からの影響)を恐れているようだ。つまり中国人特有の前近代的な人治主義とは相容れない、日本時代以来の法治主義といった近代文化をだ。「皇民思想」と呼んで糾弾するのも、突き詰めて考えれば、そうした文化、思想を指していることが理解できる。
———日本に従属的な皇民史観を覆してこそ台湾の主体性は確立される。そして台湾主体性と中華民族性は矛盾することはない。また両岸(台湾と中国)が共同で民族意識を守ってこそ双方の問題を平和的に解決することができる。皇民史観は中国大陸を刺激し、台湾の安全と台湾海峡の安定を損ねるだけなのだ。
「聯共制台」と言われるように、中国と連携し(中国の威を借り)、台湾人意識の高揚を阻止することに務めてきた国民党。ここでも相変わらず「台湾人意識を高めれば中国が攻めてくるぞ」と台湾人を恫喝したいようだ。
近隣諸国の中で感情的な反日に走ることのない台湾人意識、そしてそれと表裏一体の台湾人の歴史観は、台湾の今後の国家的発展にとってだけでなく、日本の善隣外交政策や安全保障にとっても、きわめて大切なものとして注目すべきだが、それが今や中国に従属する国民党政権によって、台湾の子供たちから奪われようとしているのである。
恐るべきことである。言わば国民党独裁時代の中国人化教育と言う名の思想改造の復活と言っても過言ではない。かつての思想改造は「大陸反攻」の準備の一環だったが、今回の場合は「中国の平和統一」を視野に入れたものと思われる。
日本人もこうした観点から、隣国の歴史教科書問題を見守っていかなくてはならない。
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「反日」捏造が再び—台湾の歴史教科書が危機!(上) 14/01/30
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