朝鮮半島は先祖帰りしている
北朝鮮の事実上のナンバー2であった張成沢元国防副委員長の粛清は世界に衝撃を与えました。彼の側近と見なされたかなり多くの人が問答無用で殺されているようです。しかし北朝鮮で何が起きているか、を具体的に知ることは私たちにはできません。こんな怖い国がすぐ目と鼻の先にある、ということを改めて思い知りました。
韓国もおかしくなっています。もともとおかしい国でしたが、最近は異常さが際立っています。朴槿恵大統領は世界中で日本の悪口を言い回り、経済が明らかに失速している中国にすり寄っています。これは彼女の個人的な資質だけでなく、どうも側近に問題があるようです。金大中、蘆武鉉と2代続いた左派政権で韓国の政界は急速に左傾化しました。李明博、朴槿恵は保守政治家だと思って安心していましたが、側近は左派政権の時のメンバーがそのまま残っているようです。最近のこういう動きを見ていると、朝鮮半島は先祖帰りしているのではないか、と思います。今の北朝鮮はかつての李氏朝鮮王朝そのままのような感じがします。いや、共産主義が加わっている分、李氏朝鮮王朝よりもっとヒドイかも知れません。
李氏朝鮮王朝の名物は「党争」でした。「党争」とは派閥争いのことです。敵対する派閥を密告や裏切りで陥れるのは朝鮮の政界では日常茶飯事でした。宮廷の中でも「党争」が行われ、噂と嫉妬によって有能な人物が次々と陥れられました。国力は当然のことながら弱り、庶民は塗炭の苦しみを味わいました。今回、粛清された張成沢氏はアメリカや日本、中国とのパイプ役を果たしていた人のようです。来年、朝鮮半島がどのような方向に向かうのか、を知るには朝鮮半島の歴史をきちんと知ることが必要かも知れません。
このタイミングでとても分かりやすい、朝鮮半島の入門書が発売されました。『嘘だらけの日韓近現代史』(扶桑社新書・760円)です。著者は倉山満さんです。私は以前、倉山さんの 『嘘だらけの日米近現代史』も『嘘だらけの日中近現代史』も読みました。学校の歴史の時間には絶対に教えてもらえない知識がページをめくるたびに出てくるので、面白くてあっという間に読んでしまいました。『嘘だらけの日韓近現代史』は「嘘だらけ」シリーズの3作目で、3部作の完結編だそうです。
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日本の学校教育で教えている歴史も「嘘だらけ」ですが、韓国の教科書に書かれている嘘は、日本の比ではないということが今回、分かりました。というのも倉山さんは『韓国近現代の歴史』という、韓国の高校で使っている歴史教科書を本の中に引用なさっているからです。それを読むと本当に目を疑います。
絶句してしまいます。こういうトンデモ教科書で学んだ韓国人と私たち日本人は付き合っていかなくてはならないということも、この際、知っておいた方が良いと思います。
