宮崎正弘の国際ニュース・早 読み(毛沢東記念行事を中止) | My Flame

My Flame

ブログの説明を入力します。

--------
↓全文読めない等の場合はバックナンバーでご覧下さい↓
http://melma.com/backnumber_45206/
--------


★小誌愛読者20800名! 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年12月13日(金曜日)
      通巻第4087号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 毛沢東の遺影に神頼み、毛沢東を褒め称えて権力の収斂をはかったが
  毛沢東の幻影に怯え、過剰な毛沢東礼賛は共産党の分裂をもたらすことに気がついた
****************************************

 12月26日は毛沢東生誕120年にあたる。
湖南省の毛沢東旧居には「参拝」の長い長い列。筆者も二度見学しているが、金ぴかの毛沢東ツリーやら、仏像代わりの毛沢東グッドが山のように土産屋に並び、駐車場へいたる道は、以前は屋台だったが、いまではショッピングモールとなっている。
付近のレストランはすべてが「毛食堂」「毛酒店」「毛飯店」「毛家菜」の看板である。

ことしの七月に武漢に滞在した習近平は毛沢東にあやかって生誕120年記念をチャンスととらえ記念設備の建設などを指示し、盛大な記念行事をおこなうことを党期間に命じた。
 毛沢東を称えることで、自らの権力をつよく収斂できると計算したのだ。

 12月10日、人民大会堂で開催予定だった毛沢東生誕120年記念歌謡大会は、突如中止された。「真っ赤な太陽=毛沢東」などの新曲が披露される予定だったが、あまりの毛沢東礼賛は、党の路線に分裂をもたらす危険性が高いと判断され、またCCTV(中央電子台)は予定していた毛沢東記念番組を改題した。

 拝金主義、腐敗、幹部の逃亡、少数民族の叛乱、社会擾乱という未曾有の混乱を前にして、習近平は毛沢東を評価することで国民を糾合できると踏んだのは失敗だったことに気がついた。
河南省には毛沢東礼拝堂が建立され、反日デモが行われると毛沢東の大きな肖像画が登場し、ようするに「負け組」の多くが、インテリ、知識人層を巻き込んで毛沢東復活運動に混入し、実質は反政府運動のマグマとなっている自体に習近平は気がついたのだ。

 自らのリーダーシップの欠如を、毛沢東の巨大な遺影に依拠し、毛沢東を褒め称えて権力の収斂が可能と踏んだのは誤断だった。
いまや毛沢東の幻影に怯え、過剰な毛沢東礼賛は共産党の分裂をもたらすと認識を変えたのである。
 おりしも北朝鮮ナンバー2の張成沢は突如解任され除名され、そして処刑された。権力の奥の院では毛沢東礼賛がどろどろした権力闘争の道具でしかないことを、当事者らが知らないはずはないだろう。
     ○◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ***************************************
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  発売、たちまち増刷 !
  宮崎正弘の最新刊  
 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1050円)
 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 2014年に中国経済が崩壊し始め、
  2015年に共産党による秩序が瓦解し、
   2016年に中国全体が昏睡状態に陥るだろう

  待望の新刊は中国の崩壊シナリオを七つの視点から予測する
http://www.amazon.co.jp/dp/4759313494/
(アマゾンでも発売開始 ↑)
    ○◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため小誌は15日—16日が休刊です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ♪
 樋泉克夫のコラム
  @@@@@@@@

【知道中国 1006】         
 ——「『あんまり無理しなさんなよ』とでも呟きたいところだが・・・」(里見の4)
      「隣邦の今昔」(里見? 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)


  △
北京における「眼目の魯迅祭がすんだあと、——なにぶん大勢の『外賓』も都合がつかぬ、と接伴員の話に」、里見は「では、その間に大同へ行って来よう」と応じた。
「京包線、午後十一時発の『快車』=急行には、ソ連製の真新しい寝台車がついていて、暖房は利かず、毛布一枚とて、少々寒くはあったけれど、清潔が何よりで、安眠できた」そうな。「翌朝、よろけよろけ食堂車」に行った。「二十五年前の乗客とは比べものにならぬ柔和しさ、整頓のよさだった。麺麭とハム・エッグ、うまかろう筈なし」と素っ気ない。
 ここで、25年前に里見の経験した列車風景を再録しておくのも一興か。

 車両について里見は、「これから北京へはいるわけだが、一等車の車体そのものは、東海道線のよりはよっぽど大々としているくらいなのに、例によって掃除の不行届きから、どこもかの埃ッぽくざらついていて、乗り心地から云えば日本の三等車以下だ」

 乗客については、「通路一面、薄汚い支那人が座り込んでいようという有様で、全く足の踏みどもない」が、混雑の中を「背を押し、膝を起させて、纔に片足を容れるに足るだけの床を、次から次へと割り出して」先に進んだ。暫らくすると列車警護の兵士と別の兵士との間で座席争いがはじまり、里見の前に「六尺近い大男の、猛ったのが立ちはだかることになった。口角の泡は、文字通り霧を生じ、雨と変じて降りかかってくる。だんだんに身を退こうとすると、(案内者の)S氏が、二三人おいた彼方から手を振ってみせて、だいじょぶ、だいじょぶ、支那の喧嘩はどんなにひどくなっても、めったに手出しするようなことはないから、と宥めるように云ってくれる。——このうえ側杖をくってたまるもんじゃない」

 当時の食堂車について、「客車のなかには、鉄製の、丈二尺あまりのストオヴがあって、寒さの心配だけは要らないのだが、そのあたりにいくらか身動きの余地が生じた頃から、一人の薄汚い支那人がちょこまかし始めたと思うと、忽ち化して、それは、竈となるのだ。棚の上からの箱からは、鍋が出る、包丁が出る、飯櫃が出る、葱が出る、?包の肉が出る、卵が出る」。
 
正確に言うなら食堂車ではなく、簡易厨房とでも表現すべきだろうが、そこでの料理は、「そこらの支那料理屋で食わせるそれよりも、よっぽどうまそうにみえたくらい」だった。料理人の「そのやり方の簡にして要を得ていることと云ったら、有繋は何千年来、改朝、苛斂、戦禍の間に、骨の髄まで滲み込んで了った簡易生活法体得の国民と肯かれた。——この台所の広さ、竈を含めて半畳に足りず、而もそのうえに、酒を燗し、茶を淹れ、絞り手拭まで雋るのだ。感服せざるを得ないではないか」

「一番驚いたのが俎板で、直径一尺、厚み二三寸の、電信柱の根ッこでも挽ッ切って来たような古材木なのだが、そのい、埃と脂とで鼠色に盛りあがっている表面へ、直角に包丁をあてがって、ガリガリと引ッ掻く度に、垢のようなものが、ぼろぼろとこすれ落ちる。そのあと、真黒に汚れた布巾ででも、一応は拭くかと思うと、包丁の峰を返して、その垢のようなものを、すッ、すッと、四方に掃き飛ばしただけで、すぐそこへ、べたっと豚肉を置いた時には有繋の私も唸らざるを得なかった。葱も無論洗わずに切る。フライ・パンのやや深めに、尻の丸くなった鉄鍋に油を炒って置いて、飯をたたい込み、包丁の先でちょいちょいとつッ突きこわしたり、掻きまぜたりした挙句、二三調子をつけては、ひょーい、ひょーいと擲りあげ、うけとめてはまた擲りあげる手際の鮮やかさ、——むかつきそうな油の臭も忘れて、全くこれには見惚れて了った」
25年後は柔和・清潔・整頓・・・「麺麭とハム・エッグ」なんて「うまかろう筈なし」
《QED》
      ◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)貴誌前号樋泉克夫氏のコラムに関して。
元東大総長南原繁さんは、樋泉先生ご紹介のように、昭和30年毛沢東に尻尾を振りましたがその5年前には、米国へ行って媚態をしめし朝日新聞社から本を出しています。昭和24年12月、著者はワシントンでこんなスピーチでした。
(引用開始)
「最近の世界破局における挑発者として、恥ずべき非人道的な残虐行為の犯罪者として、文字通り、そして無条件に、「古き野蛮人」の国であるとの非難を日本は甘受しなければならない。日本の歴史は、ルネサンスも宗教改革も経験しなかった。恐らくこの歴史の事実の中に、日本の精神的後進性に対する唯一ではなくとも、主要な解明が求められるであろう。云々」
(引用終わり)

など。世間では「せんか紙」が横行していた時代に純白のコート紙130ページは進駐軍の肩入れか。人はしょせん「岸辺のない河」に流されざるをえないとしても、雑兵の流され方と武将の流されかたがあるのではないか。権威こもりや仲間だてがあの最高学府の病気なのではないか、「むざんやな兜のしたのきりぎりす」。
樋泉先生の快筆がたのしみです。
シリーズ『世界紀行文学全集中国編』は貴重な記録ですね。小林秀雄や、正宗白鳥の観察はさすがで里見惇さん戦後のへそ曲がりも頼もしかったのですが、戦前の、志賀直哉と同伴した満鉄のアゴアシ付低調なやじきた旅行にはへきえきしました。
(三猫引、石川県)


(宮崎正弘のコメント)東大教授は権威のしたにあぐらをかいて国家的使命感をわすれた人が多いのは残念です。だから京大勢に負けるのかも。



  ♪
(読者の声2)貴著新刊『中国共産党、三年以内に崩壊する?!』(海竜社)を早速拝読しました。なんとも、スピーディに、しかも「防空識別圏」問題から「天安門前爆破自爆テロ」事件の分析まで加えられていて、まるで週刊誌を読んでいるようでもありました。
しかし、その独裁システムの崩壊プロセスが冷戦終結後のソ連型の共産党独裁崩壊劇に酷似してきたという分析は充分に納得出来ます。
 なぜなら中国共産党それ自体が、嘗てのソ連の崩壊を真剣に研究し、ゴルバチョフが自滅を導いた真犯人のような、あやまったとらえ方をしている。げんにウォールストリートジャーナルには下記の報道があります。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303747904579251553869171432.html?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesSecond
 ともかく貴著新刊、おおいに参考となりました。
  (商社マン)



  ♪
(読者の声3)先般、東京に滞在中に憂国忌に参加しました。配られた資料や論文集、冊子に掲載された三島由紀夫の「檄」などはとても参考になります。それにしても痛感するのですが、日本と韓国の「ナショナリスト」の落差があまりにも大きい。
日本では愛国者の集会や、憂国忌など、立派な追悼会が毎年催され、論文集も発刊されています。
それに比べ韓国では「ナショナリスト」を称する輩は国や企業から協賛金などカネをむしり取るのに血眼で、研究論文など見たことがありません。
日本の保守系市民団体、教科書問題で奔走するボランティア、あるいは憂国忌に参集する皆さんが手弁当で駆けずり回るのには、殆ど敬服しております。
  (NB生、ソウル)
         ○  □□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘最新刊の御案内ページ  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
宮崎正弘の最新刊  緊急出版
 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1000円 プラズ 税)
 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
  12日発売!

  ♪
宮崎正弘の最新刊
 『取り戻せ 日本の正気』(並木書房、1575円)
 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
(下記アマゾン 入荷しました ↓ )
http://www.amazon.co.jp/dp/4890633111/
 
  ♪♪
宮崎正弘の新刊 売り切れ店続出
 『出身地を知らなければ、中国人は分らない』(ワック 998円)
  308ページ、地図と写真多数、内容ぎっしりの廉価版! 
  http://www.amazon.co.jp/dp/4898316840/

♪♪♪
『黒田官兵衞の情報学(インテリジェンス)』(晋遊舎新書、840円)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4863918569
  各紙絶賛 多くの書評がでました。書店では在庫僅少。アマゾンからどうぞ。

  
♪♪
宮崎正弘の新刊 四刷  
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社 定価1000円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759313303/
 
  ♪
『中国の「反日」で日本はよくなる』(徳間書店、1000円 税込み)
 http://www.amazon.co.jp/dp/419863579X/
『世界は金本位制に向かっている』(扶桑社新書 720円+税)
http://www.amazon.co.jp/dp/4594067778/
『中国を動かす百人』(双葉社 1575円)
 http://www.amazon.co.jp/dp/4575304875/
『習近平が仕掛ける尖閣戦争』(並木書房、232p、並製。定価1575円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4890632999/

   ♪
<宮崎正弘のロングセラーズ>
『現代中国 国盗り物語———かくして反日は続く』(小学館101新書、定価756円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4098251450/ 
(↑ この本は電子書籍でも読めます)
『中国権力闘争 共産党三大派閥抗争のいま』(文芸社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4286127214/
『中国が世界経済を破綻させる』(清流出版、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4860293851/
『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4103290617/

<宮崎正弘の対談シリーズ>
『2013年後期の中国を予測する 習近平の断末魔の叫びが聞こえる』
(石平氏との対談第四弾 ワック 940円。在庫あります ↓)
http://www.amazon.co.jp/dp/489831676X/
『2013年の中国を予測する』(石平氏との対談第三弾 ワック、980円)
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる欲望大国、中国のいま』(石平氏との第二弾 ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談シリーズ第壱弾。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
◎◎ ◎ ◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2013 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

--------
メルマガ解除やバックナンバーは↓
http://melma.com/backnumber_45206/