宮崎正弘の国際ニュース・早読み(自 衛隊1180名をフィリピンへ派遣) | My Flame

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成25(2013)年11月16日(土曜日)
      通巻第4066号  
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 米空母派遣につづき、日本は護衛艦、輸送艦などで1180名の自衛隊が
  フィリピンを救う日米安保協力体制が「奇貨を活かせ」と。
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 18日、小野寺防衛大臣は自衛隊1180名もの「海外派遣」を正式に発令する。
 防衛省はすでに護衛艦、輸送艦など三隻が出航にむけて最終準備に入った。米空母はフィリピン沖に早々と到着し、救援活動を展開しはじめた。自衛隊先遣隊は現場で医療活動を開始し、陸続と応援部隊が到着している。

 フィリピンの台風被害を奇貨として、日米の防衛協力が災害救助作戦を名目に緊密化する。中国との領土係争で中国の軍事力と対峙するフィリピンを孤立化させてはいけないからだ。

これを軍事的脅威ととらえる中国は「フィリピン救援に反対」が世論の八割をしめたというが、政府の代弁メディアである『環球時報』は、「中国も軍艦を派遣するか、それが刺激的なら病院船をだすべきではないか」と社説に掲げた。孤立を深めているのが中国自身であることに気がついたのかも知れない。

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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 993】      
  ——「・・・うっかりものもいえんなあ、と誰かが笑った」(火野の23)
   「赤い国の旅人」(火野葦平 『世界紀行文学全集』修道社 昭和46年)
 

 ▽
火野が「運命的な日華事変がこの地点から勃発したのであった」と記している盧溝橋である。一行の全員が窓から覗いていた。「人それぞれの感慨があるのであろうが、知る由もない」。あの常久にも「感慨」があったはずだ。
ところで一行が乗った列車の食堂車だが、一行のために特に広東で仕立てられ北京までやってきたという。当時の中国は物資が豊富というわけではない。いや火野の綴った沿線の風景からも貧しい様子が伺える。

敗戦から10年しか経っていない時点である。「仁丹」「老篤眼薬」の広告も街の壁に残っている。戦争の記憶は、一行の脳裏にも旧戦場のそこここにも、いまだ生々しく刻まれている。にもかかわらず、“超”の字を付けざるをえないほどの破格の大歓待だ。一行が大感激しない訳がないだろう。まさに招待者側から言うなら、一行は飛んで火に入る夏の虫。いや鴨ネギか。おそらく帰国後は日本全国各地で巡回帰国報告会を開き、“旧悪”を徹底して懺悔し「日中友好万々歳」を訴えること、ほぼ間違いなし。中国側は対日工作を仕掛け、一行の側は招待旅行を満喫し時に感傷に耽るのみ。勝負は最初からついていたわけだ。

盧溝橋を前に、火野は火野なりの「感慨」を吐露する。
「昭和十二年七月七日、この地点で大戦の火蓋を切ったのは、牟田口将軍の部隊であった。その後、戦火はとどまるところを知らぬ勢いでひろがり、昭和十六年、太平洋戦争へと発展」したのだが、「十九年の夏」というから、ちょうど雲南省西部辺境の龍陵、拉孟、騰越などの各地で、米軍供与の圧倒的な火力で装備を固めた?介石隷下の雲南遠征軍(当時、日本軍は「米式重慶軍」と呼んだ)を前に、日本軍兵士が絶望的な戦闘を強いられていた頃である。火野は「最後の決戦といわれたインパール作戦に従軍して」いた。

「インパール作戦の惨憺たる敗北は強引をきわめた牟田口中将の無謀戦略によるものだが」、戦場である「チン丘陵のジャングル内で会ったとき」、「将軍は昂然として、しかし悲痛な面持ちで」、「自分は盧溝橋からこの戦争をまきおこした責任がある。したがって、この戦争に結末をつける責任もある。インパールを攻略してその責任をはたすのだ」と、火野に向かって「言明した」という。続けて火野は、「この将軍の責任がなにを解決したのであろうか。久しぶりで私は窓外に盧溝橋を見たが、瞬間に頭に浮かんだのは牟田口将軍の青ざめた顔であった。無論、彼一人が戦争の責任者であるわけではない。真の責任者は別にある」と綴る。ならば、火野が考える「真の責任者」は誰だ。火野は口を閉ざす。

「時間によって奇怪な変貌をとげる歴史の土地。それは人間のたわいなさを翻弄し嘲笑しているとしか私には思われなかった。もう一度、盧溝橋のうえに立ってみたいというのも歪められた感傷であろうか。橋は昔のままらしいが、その意味は逆転しているのであった」。

「『あの橋が日本を滅ぼしたんだね。恐ろしい橋だ』と、竹下さんがいった」。するとまたしても常久が横合いから口を出す。「だけど、そのために、新中国が生まれたんだから、めでたい橋といえるね」と。なにが「めでたい橋」ものか。この常久という変節漢こそ、“戦後民主主義社会”を、さも正義づらして無自覚・無節操・無自省・無反省・無責任のままにノホホンと、しかもノー天気に泳ぎまくった人物の典型だろう。

暫くして「盧溝橋は消え去り、まもなく頂上にギザギザのあるなつかしい北京の城壁が見えて来た。人家が次第に稠密になる」。「やがて、列車は城壁の切れ目から城内に入った。カランカランと機関車の頭につけた鉦が鳴りだした」。
「午後四時二十一分、急行列車は北京駅フォームにすべりこんだ」のである。
《QED》
 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)11月14日の産経新聞に『民主政権下の修学旅行先調査 台湾渡航「中国」に合算 文科省訂正』という記事がありました。
平成23年度に実施した高校の海外への修学旅行実態調査に関するもので、「同省は今年4月、合算により中国への渡航者数は2万2千人に達し、米国の2万6千人に次ぐ2位とする結果を公表。ところが、自民党国会議員の指摘を受けて台湾を別に算出したところ、台湾は1万2千人、中国は9千人と逆転していたことが判明した」
「平成16年度は中国が1万4千人に対し、台湾が1千人で中国が上回っていた。
その後、中国における反日運動の高まりや、悪化する大気汚染などを背景に、渡航先を台湾に選ぶ学校が相次いだ。
20年度は中国1万1千人、台湾8千人と差が縮まった」
高校での台湾修学旅行の日程はどんなものか検索したところ、熊本県立大津(おおづ)高校の事例がでてきました。産経の地方版記事のようです。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131114/kmt13111402070001-n1.htm

「(平成)23年、当時校長だった白濱裕氏は、生徒の内向き志向を懸念していた。若者が世界を目の当たりにする機会をつくろうと、これまでスキーだった修学旅行先を海外に見直すことにした。ことさら“戦争犯罪”を強調し、生徒にまで謝罪を求めるような中国、韓国よりは、友好的な台湾がふさわしいと考えた。
県内の公立高校では台湾だけでなく海外への修学旅行は前例がなかった。一部の保護者から安全面などを心配する声も上がったが、白濱氏が説得を続け、賛同の輪が広がった。
生徒も一念発起した。渡航前に中国語の特訓を受け、台湾のこと、台湾の近代化に貢献した日本の先人について学んだ。
「初めて自分が日本人であることを自覚した」
「日本の良さを知り、日本人としての誇りを持てた」

ブログの記事ではさらに詳しい。翌24年の熊本からの中華航空チャーター便では搭乗の際、機内では大津高校の校歌が放送され、座席の画面には歓迎の意が表示されるという歓迎ぶり。
http://blog.taiwannews.jp/?p=8983
http://sakura1.higo.ed.jp/sh/oozuhs/other/240110-23.html
http://sakura1.higo.ed.jp/sh/oozuhs/other/240113-11.html

台北では故宮博物院、芝山巖学堂での研修(暴徒に襲われて殉職した日本人教師のなかに熊本出身者も)、台北101の展望台、新北市の高級中学(高校)との交流、中正紀念堂での衛兵交代式、二二八紀念館など。新幹線で台南に移動、赤嵌楼(かんの字は甘が土)、烏山頭ダム、復元された八田技師の旧家を訪問など三泊四日の充実した日程。高校一年という人格形成期に日本人としての誇りを感じることのできる修学旅行を経験できた熊本大津高校の生徒たちが羨ましくもあります。
平成23年度(2011年)の高校海外修学旅行調査のデータの行先別トップは韓国。都道府県別に見ると秋田・静岡・愛媛・宮崎といった韓国との国際線を持つ県の海外修学旅行実施率が高いようにも思えますがどうなのでしょう。もしかすると路線維持のために補助金が出ている?
東南アジアではシンガポール・マレーシアが人気なのにタイはランク外。デモが頻発するなど政情不安が原因なのか、それともタイは秋冬はハイシーズンで航空運賃が高い・座席が確保できないなどの理由も考えられます。私立高校ではオーストラリアとシンガポールが人気。
どちらも英語が通じるのがポイントかもしれませんね。
   (PB生、千葉)



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(読者の声2)中国戦線の現場、戦跡巡りに端を発し、スティルウェルからウェデマイヤー に、アメリカのシナ事変から大東亜戦争時代の中国関係の勉強をしてきました。
 過日、貴誌に書評の出た渡辺望著『蒋介石の密使 辻政信』のことですが、蒋介石と毛沢東の問題が中心になりますが 渡辺望さんの蒋介石評価は蒋介石・悪者論です。
小生は若干認識を異にいます。
蒋介石が悪者であることは 間違いありません。しかしそれは同時に毛沢東とどちらがより悪いか? の視点で見なければなりません。
The lesser of two evils. です。
20世紀の最大のアメリカの失敗は蒋介石を悪者とし、毛沢東/周恩来の詐術に騙され 中国を共産化してしまったことです。1949年10月1日(共産中国の誕生)にびっくりして「冷戦モード」に急カーブを米国がきりますが、「時すでに遅し」です。
ウェデマイヤー が「俺の言ったようにやっておけばこんなことにならなかった・・・・」
マッカーシーが、これに便乗して「赤狩り」が始まりますが、「中国はしょせん中国のもの。アメリカがとややかく言う話ではない」とラティモアを中心に大反論・・・・このドラマの話です。
毛沢東/周恩来 蒋介石 FDR、ジョージ・マーシャルだけでなくヘミングウエーもしゃしゃり出て、アメリカの対中政策は混乱を極め、挙句の果てに朝鮮戦争、ベトナム戦争に引き込まれていきます。個人的には雲南、湖南の旅行は 臨場感をもってこのストーリにかかわってきます。
渡辺さんの本で面白かったのは辻参謀の女嫌いです。
雲南に一緒に行った元日本兵の話ではラングーンにあった高級日本料亭に将校連中が酒池肉林のどんちゃん騒ぎするのを横目に見て、元日本兵は、そこには加わらなかったよしでした。
渡辺さんの趣旨と一致したので面しかったです。
  (TK生、世田谷)
 


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(読者の声3)「家村中佐の兵法講座 -楠流兵法と武士道精神」の御難内です。
 今から約680年前、後醍醐天皇の討幕挙兵にいちはやく出陣した大楠公・楠木正成は、その天才的な兵法(戦略・戦術・戦法)で鎌倉幕府を滅亡に追い込みました。
 こうした大楠公の活躍を描いた古典『太平記』の「軍事解説書」である『太平記秘伝理尽鈔』は、日本の兵法史上第一級の書物であり、江戸時代の天才兵法家・山鹿素行が最も愛読し、影響を受けた名著でもあります。
 本講座では、この『太平記秘伝理尽鈔』の中から「千早城」や「湊川」など、大楠公の智謀が遺憾なく発揮された代表的な合戦について抜粋し、楠木正成の戦略・戦術・戦法について分かりやすく解説いたします。
 今回は、淀川・渡辺橋での河川防御や、かがり火で敵を包囲した心理戦などについて紹介します。
記録
演 題:『太平記秘伝理尽鈔』を読む(その2:天王寺の戦い)
日 時:平成25年12月14日(土)13:00開演(15:30終了予定)
    終了後に忘年会をしたいと思います。市ヶ谷駅近くの居酒屋(会費2500円程度)を予定しています。

場 所:靖国会館 2階 田安の間(東西線、半蔵門線、都営新宿線:九段下駅1番出口)
講 師:家村和幸(日本兵法研究会会長・元2等陸佐)
参加費:1,000円 (会員は500円、高校生以下無料)
下記テキストを使用しますので、事前にご用意ください(必携!)
『名将に学ぶ 世界の戦術(図解雑学)』家村和幸 編著(ナツメ社)1500円
お申込:配布資料準備のため、つとめて事前申込みをお願いします。
info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278(件名「兵法講座」にて、ご連絡ください)

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(明日は休刊です)小誌、明日日曜日は休刊となります。
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   (当該書145p誤植。芝五郎は「柴五郎」です。)


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<宮崎正弘の対談シリーズ>
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『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談シリーズ第壱弾。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
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 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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