

















日本の心を伝える会
メールマガジンNo.708
2013/9/30









ホームページ
http://www.nippon-kokoro.com/









【転送歓迎】
日本の心をつたえる会です。
お早めにまぐまぐの「ねずブロ有料メルマガ」にお申し込み下さい。
月840円です。最初の一カ月は無料です。
お申し込みは↓から。
http://www.mag2.com/m/0001335031.html





────────
■□【1】マイセンのスープ皿(2/2)
────────
黄文雄さんの「世界を号泣させた日本人」(徳間書店)に、とてもよいお話がありましたので、ご紹介します。
========
日本に来た多くの外国人は、日本人が礼儀正しく、勤勉かつ親切で、他人に対してきめ細やかな配慮を行うことに感激する。もちろん、それは今にはじまったことではなく、古くは中世の戦国時代に日本を訪れた宣教師のフランシスコ・ザビエルやルイス・フロイス、はたまた江戸時代から明治時代に訪れた外国人が多く記録として残している。
たとえば、イギリス人の旅行家イザベラ・バードは、日本でなくし物をした際、馬子でさえ一里も戻って探してきてくれて、しかもお金を取らなかったことを「日本奥地紀行」に記している。
日本人の、こうした気質を絶賛する外国人の記録は、古今から枚挙にいとまがない。それらは、拙著「日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか」(徳間書店)で詳細に記した。
日本人に惹かれた外国人は数多いが、喜劇王チャーリー・チャップリンもその一人である。チャップリンは日本人の秘書を雇っていた。 その名は高野寅市という。 その高野の誠実な態度から、チャップリンは一時、使用人をすべて日本人にしたほどだという。
高野の波乱にとんだ人生については「チャップリンの影」(大野裕之/講談社)に詳しい。高野寅市は、広島に生まれたが、1900年、15歳のときに「留学」と称して渡米する。 シアトルで仕事をしながら学校に通い、20代で企業社長の運転手となるが、14年、飛行家を夢見てロサンゼルスに向かう。
そして16年、当時すでに人気を得ていた若きチャップリンが運転手を募集していたことを知り、高野は応募する。チャップリンの秘書は、高野の誠実さを一目見て満足し、即座にチャップリンのところに連れていったという。
以後、チャップリンに気に入られた高野は、運転手だけでなく、経理や秘書、護衛などもこなした。 チャップリンの自伝「チャーリー・チャップリン世界漫遊記」には、「高野は何でもする」としるされている。
高野はチャップリンから豪華な邸宅までプレゼントされ、単なる主人と使用人という関係ではない信頼関係で結ばれていく。 そして高野は「撮影所の支配人」とまで呼ばれるようになった。
高野の働きぶりに感激したチャップリンは、一番多いときでは17人の使用人すべてを日本人にしたという。当時の妻リタ・グレイは「まるで日本人の中で暮らしているようだった」と回想している。
高野を通して、チャップリンは日本に興味を示しはじめる。 歌舞伎を研究し、小泉八雲を読み、日本への思いを強めていったのである。 そして1932年に、チャップリンは初来日を果たす。 大歓迎を受けたチャップリンは、日本を訪問したことについて、「日本人は皆がみな親切で正直だ。 何をやるにつけ信用ができる。 そのため自然と日本人が好きになった。 こんな人たちをつくり出している日本という国は、一体どんな国だろう? 一度行ってみたいものだと思いはじめた」と話している。
この日本訪問時、チャップリンに対する暗殺計画があった。 チャップリン来日の翌日、5・15事件が発生するが、青年将校たちは「有名なチャップリンを殺害すれば、アメリカと戦争ができる」と考えていた。 しかし、チャップリン暗殺の動きがあることを知った高野は、先に日本に入り、元陸軍将校の櫻井忠温と綿密に訪日スケジュールを立てていた。
そして来日当日、神戸から船で上陸したチャップリンは、そのまま東京のホテルへと向かったが、その途中、皇居に立ち寄った。 そこで高野は、チャップリンに対し、「車を降りて皇居を拝んでください」と頼んだ。チャップリンは「それが習慣なのかね?」と怪訝に思いながらも、言うとおり、皇居に対して一礼した。 そのときの様子は、チャップリンの自伝にも書かれている。
皇居に一礼するチャップリンの姿は、翌日の新聞に大きく掲載された。天皇を敬う親日家のイメージを植え付け、暗殺を目論む者たちに、好印象を与えるというのが、高野の目的だったのだ。 翌15日は首相官邸で歓迎会が開かれることになっていたが、チャップリンの気まぐれで「相撲が見たい」ということになり、歓迎会は延期された。 そのとき、まさに5・15事件が起きた。 チャップリンは命拾いしたが、その裏には高野の奔走があったのである。
こうして、チャップリンの絶大な信頼を得ていた高野だが、1934年に突然解雇される。 チャップリンの妻ポーレット・ゴダードの浪費癖を注意したことが原因だといわれている。 しかし、その後、チャップリンは高野に膨大な退職金と、アメリカの映画配給会社ユナイテッド・アーティスツ社の日本支社長の地位を用意している。 だが、事業はことごとく失敗に終わる。
また、高野を解雇したことを後悔したチャップリンは、何度か高野のところを訪れ、戻って来て欲しそうな様子を見せたが、結局、高野が戻ることはなかった。
高野は1971年に86歳で死去する。 チャップリンの娘、ジョゼフィンによれば、訃報を聞いたチャップリンは衝撃を受け、悲しみにくれたという。
1972年4月、チャップリンはアカデミー賞特別賞を受賞するために、アメリカを訪れていた。 会場に来ていた振り袖姿の黒柳徹子氏がコメントをもらおうと近づくと、チャップリンは「ジャパン!」と叫んで、黒柳氏の手を握りながら目を真っ赤にして泣いた。そして、「天ぷら、歌舞伎、京都~~~」など、思いつく限りの日本語を口にしてから「日本のことは決して忘れない」と言ったという(「チャップリンの影」)。
このように、日本人ほど信頼される民族はほかにない。
=======
なぜ高野寅市氏が、これほどまでにチャップリンに尊敬を勝ち得たのか。
それは、高野寅市氏のお人柄もさりながら、ひとことでいえば、ご皇室を尊崇する皇民であったからだということを、ひとつ申し上げておきたいと思います。
もし、高野氏がいわゆるいまどきの「個人主義者」であれば、100%まちがいなくチャップリンにこれほど信頼されることはなかったであろうことはいうまでもないことです。
日本人は、「天皇の民」であることに、日本人としての美質があります。
なぜなら、天皇は政治権力をもたず、しかも民を皇民としてくださっている存在です。
つまり、日本の民衆は、政治権力者と「人として対等な民」です。
最近は日本人も劣化して、まるで三国人のように上下関係でしか人をみようとしない馬鹿者が増えて来ているといわれていますが、高野氏は戦前の日本人です。
上下関係は、もちろん社会の秩序として十二分に尊重する。
ですからチャップリンは、彼にとって尊敬する上司です。
けれど同時に、高野氏はチャップリンとは人として対等であり、またチャップリンからみても対等な人であるべく、高野氏自身も努力を惜しまない。
そこに、本当の意味での人と人との信頼関係が生まれるのです。
白人であるチャップリンにとって、日本は敵性国家です。
しかも高野氏は、日本人であり、有色人種であり、彼の運転手であり使用人です。
それでも、チャップリンが高野氏を「対等な友」ないしは「対等な人」として認識したのは、高野氏自身が、まさに「対等な人」となるべく、強く己を律し、誠実と努力を惜しまなかったからです。
自ら何の努力もせず、ただ対等であろうとするのは傲慢です。
また人の上に立つというのは、人の価値が上がったり人として偉いのではなく、社会における役割分担です。
昔、武家では、子が何か別なことに夢中になり、食事の時間に箸を動かすのをおろそかにしていると、他の家族の食事が済めば、さっさとお膳を下げられてしまいました。
なぜかといえば、食事を作ったり、配膳したりするのは、その家の下男下女たちの仕事です。
その下男下女たちは、主人の家族の食事が済まなければ、自分たちの食事ができない。
だから、主人たちの家族は、早く食事を終えてあげないと、いつまで経っても下男下女たちが食事できない。
ですから、一定時間になれば、食べてあろうがなかろうが、お膳を下げてしまったし、子供たちが食事の途中で膳を下げられ、あとでお腹を空かしたとしても、絶対に間食は与えませんでした。
それがあたりまえだったのです。
なぜなら、たとえ身分が上であったとしても、身分の上下は、下々の民のために存在するのであって、上位の身分は、常に下位の者たちのためにこそあるからです。
日頃平等を説く共産主義者などは、口では平等を説きながら、彼らが政権をとれば、彼らだけの特権階級を構成し、逆らうものは片端から殺してしまう。
そんな悪辣なものと、日本的対等な社会とは、まさに天と地ほどの差があるものと思います。
そういう矜持というものを、私たち日本人は忘れてはならないと思います。





=========
【2】携帯で接続の皆様へ
=========
日心会ML等に携帯からお申込みや閲覧をご希望の方へのご連絡です。
せっかくお申込みをいただき、当会からお返事をさしあげても、携帯の≪迷惑メールフィルタ≫によって当会からのメルマガやメーリングリストが届かない、というケースが頻発しています。
お手数ですが、日心会入会申込の際、次の2つのドメインの受信が可能になるように、あらかじめご自身で携帯への設定をお願いします。
【ドメイン】
@nippon-kokoro.com
@freeml.com





回回回回回回回回回
<編集 配信>
日本の心を伝える会
<代表者ブログ>
ねずさんの ひとりごと
http://nezu621.blog7.fc2.com/
回回回回回回回回回
※配信停止依頼はコチラ
↓ ↓ ↓
assist@nippon-kokoro.com
(必ず件名に「配信停止依頼」と書いてください)名に「配信停止依頼」と書いてください)




