┠──────────────────────────────────
┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
┠──────────────────────────────────
├ 2013年09月12日 「目的」や「戦略」や「戦術」が理解できていない日本の経済政策議論
┠──────────────────────────────────
和田です。
安倍首相が来年4月からの8%増税を決めたとの報道がありました。
これで、完全に今後一年間は株はダメだと思ってます。
私は「株価を上げる政治は良い政治だ」と言ってきました。
それだけに非常に残念です。
何度もいいますが、株価の上昇は金持ちだけでなく、大衆にとっても重要なのです。
なぜ株価上昇がいい政治家の要素かというと、年金問題などがあります。
破綻しないためには、(1)株価を上げ運用するか、(2)少子化対策をやるかの二択なのです。
この点でも、少子化対策を本気でやらないのなら、株を上げるしかないのです。
少子化対策も本気で議論して欲しいし、株式市場に対する経済効果の正当な評価も日本ではありません。
財政健全化が国際公約だったし、今回の消費税増税の「目的」は「財政の健全化」と言っていますが、過去の税収を上げたのは株価が上昇した年であり、消費税増税した結果は常にデフレで税収になっていません。
「せっかくの景気拡大で卵を産むニワトリを殺すのか」といわれていましたが、今回ニワトリを殺すことになります。
といっても、ニワトリが増えた時もすかさずニワトリを食うオオカミも増やしてきたのが官僚です。
過去最大の税収があったバブル期でも官僚はバラマキ続け、国債発行を減らすこともなく、財政がびた一文健全化していないだけでなく、借金も増えているのです。
日本史上最高税収があっても赤字にさせるのが官僚大国なんです。
アメリカではクリントンが株価上昇を受けて財政健全化しましたが、日本では、バブル期でもこんな有り様ですから、これが官僚の正体であり、自分の予算、権限は減らすことはないのです。
所得税減税とセットならまだしも、単なる増税では
死に金が増えるだけなのです。
-:-:-:-:-:--:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
今回、財政健全化は国際公約だったとのことですが、消費税増税はただの一つの「戦術」です。
健全化するという「目的」のためには、「戦術」として「増税」か「景気回復(株価上昇)による税収アップ」が必要なのですが、なぜか、増税=財政健全化という理論になってしまっています。
「戦略」としては、小さい政府の自由経済型か大きい政府の官僚主導型に分けられると思いますが、二本目の矢の財政出動のバラマキ割に、三本目の矢の規制緩和が足りないので大きい政府となりますね。
この大きい政府を目指すか、小さい政府なのかの議論もありません。
だから戦略としても戦術としてもブレているのではないでしょうか?
目的が財政健全化だったのに、増税ありきになっているのです。
景気回復に失敗したら財政健全化できませんが、増税によって健全化したことはないのです。
つまり、すでに過去に失敗した「戦術」を見直しもせず選択したのです。
まさに、官僚天国です。
官僚は民間人が貧乏になるのは好きだが、好景気で増税できてもいい気になられるのは嫌なのでしょう。
仕方がない。
今回と次回の消費税増税によって、これまで取れなかった在日や生活保護者からも税金を取ることができるようになり、やや平等になったのだと自分を納得させているところです。
-:-:-:-:-:--:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
ところで、ここからは蛇足ですが、その他の株がダメな理由としては、中国のシャドーバンキングの決済が9月26日にあるし、たとえそれを乗り越えたとしてもこれは3ヶ月毎に繰り返される。
上海ショックのリスクが高くなっています。
また、チャート的にも来年は厳しそうなので、本格的な回復は各企業の長年のデフレからの自律反発に頼るしかないようです。
ということで、株は買い場があると思えます。
( 和田 )
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
編集後記
管理人です。
今回も、WEB上で見付けた、ちょっとしたの記事をご紹介致します。
▼4Kテレビは、技術至上主義を脱せない日本の製造業の象徴
ユーザー目線を取り戻せ WEDGE Infinity(ウェッジ)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3061
この記事に以下のような記述がありました。
(引用はじめ)
とかくメディアも役所も日本のモノづくりを礼賛するが、「技術」だけでは勝てない。
外部の営業パートナーから開発パートナーまでが共感したくなるビジョン、それを裏打ちするシステム、コアとなる設計図と思想が表裏一体となった世界観が要る。
(おわり)
いかがでしょうか?どこかで聞いたありませんか?(笑)
管理人は、この記事を読み始めた冒頭から、もしかしたらこのお話って・・・、とぼんやりと想いつつテキストを読み進めていたのですが、やはり、このネタが出てきました。(笑)
そのものズバリ、これまで「アメ通」で、おくやまさんがずっと主張してきた、「戦略の階層」そのもの、のお話でした。
こんな動画も公開しておりますので、まだ御覧になっていない方は、ぜひCheckしてみて下さい。
▼「戦略の階層」を解説する。
|奥山真司の地政学講座|STANDARD JOURNAL
http://www.nicovideo.jp/watch/1378716390
▼「戦略の階層」徹底解説CD |www.realist.jp
http://www.realist.jp/strata.html
( 管理人 )
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
最近、日本のメディアで「地政学」という言葉をよく目にします。
この言葉の本当の意味は何なのでしょうか?
そして、そもそも「地政学」とはどういうものなのでしょうか?
「地政学」は一過性のブームなどには全く関係なく、国家が国際社会の中で生き抜くためのツールとして、日本以外の国々では意識的/無意識的に活用され続けている学問です。
そして、昨今の日本周辺の混沌とした国際関係の状況を冷静に分析する上で、非常に役立つものなのです。
地政学とは、グローバル化した時代に、国家が生き残っていくためのツールであり、同時に国家の成功戦略のヒントとして役立つものなのです。
しかし、日本では「地政学」は勉強できません。
「地政学」を専攻できる大学はありません。
そこで、英国にて「地政学」を学んだ奥山真司が“禁断の学問"地政学を復活させるつもりで、語り尽くします。
▼「奥山真司の地政学講座」
http://www.realist.jp/geopolitics.html
□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
※このメルマガは転送自由です。(ただし出典を残して下さい)
▼「THE STANDARD JOURNAL ~『アメリカ通信』」
http://ch.nicovideo.jp/strategy
▼FacebookPage:「THE STANDARD JOURNAL」
https://www.facebook.com/realist.jp
★奥山真司への講演依頼・執筆依頼は、【webmaster@realist.jp】までお問合せ下さい。
┠──────────────────────────────────
┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
◎日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://bn.mobile.mag2.com/bodyView.do?magId=0000110606