東京オリンピックと東日本大震災と式年遷宮
No.890 平成25年 9月10日(火)
丁度二年半前の東日本大震災の直後から、何かできないかと続々と被災地に向かう大勢の人々、そして、その被災地に向かう人々を送り出す人々の姿を振り返り瞼に思い浮かべている。
すると、その姿は、この夏、私も参加した伊勢神宮の式年遷宮において、用材を引き、お白石を手に持って内宮や外宮に向かうおびただしい人々の姿と重なった。
東日本も伊勢も、共に、大勢の人々に騒がしさはなく、自然に定まった秩序に従って黙々と目的地に向かっている。
これが、事あるときに顕れる日本人の姿であろう。
そして、世界は、東日本被災地のこの日本人の姿を観て感銘を受けた。
アメリカ人のドナルド・キーンさんは日本人に帰化した。
そして、この夏、キーンさんは式年遷宮のお白石持ちに参加している。
この度の、二〇二〇年の東京オリンピックの決定に接して、うれしさがこみ上げると共に、何か日本の将来が明るくなったように感じるのは、日本人が、また、一つのことを、あたかも式年遷宮のように、黙々と力を合わせて、世界の注視の中で成し遂げる機会が巡ってきたと思うからである。
そもそも、この度の東京オリンピック決定を世界に促したものは、二年前に世界が観た、巨大な被害の中における、日本人の秩序を保って黙々と助け合う雄々しい姿である。
あの姿こそ、世界が認めた日本人の姿であり底力であり、この度のオリンピックを東京開催にした力である。
従って、突然の筆舌に尽くせない悲嘆と苦難のなかで、それを世界に示した東日本の被災地の人々に深く頭を垂れるのみである。
時あたかも、我が国の国旗である日の丸に火を付け、あるいは歯で食いちぎり、旭日旗に難癖を付け、朝から晩まで日本を非難する国の民がいて、よその欧米の国の中で騒いでいるが、
騒がれている国の民に言いたい。
あなた方は、二年前に東日本で観た日本人と、今そこで日本を非難して騒いでいる国の民と、どちらを信用するのですか、と。
答えは、明らかであろう。
そして、この自明のこととなった日本人に対する評価が、東京オリンピックを実現させることになった。
これから、七年後の東京オリンピックの開会に向けて、全日本人は、太古から続けてきた伊勢神宮の式年遷宮の行事の如く、力を自然にあわせて進んでいくことになった。
日本、万歳。
天皇陛下、万歳!
西村真悟事務所
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