チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

こちらのプリントパターンになるIOWA。

 

最も王道の杢×黒。

 

このプリントは誰もが知り、好きな方も多いかと思います。

 

そして、大学カラーになる黄×黒。こちらは特に人気な印象です。

 

しかし、このプリントパターンは単色期には存在しなく

 

トリコタグ期に入ってからのものになります。

 

以前、スクールカラーではないリバースウィーブという

 

 

IOWA STATEものを紹介したBlogで

 

80sは時代の流れから多様化が進み

 

上で紹介したようなスクールカラーではない

 

配色のものが多く出てきたと紹介しました。

 

このIOWA大学も生徒数が万単位の

 

マンモス校なのでその多様化の

 

流れは早い方だったと思います。

 

なのでリバースの配色も本当に様々

やぁ~、何色あるんでしょうか。

 

ちょっと上げただけでもこれだけあります。

 

これらはすべてトリコタグ~刺繡タグ期にかけて。

 

まだまだあるんだと思います。

 

ではこれらはすべて大学の生協で

 

売られていたのでしょうか。

 

おそらく答えはNO。

 

当時(正確には今でも)

 

大学の周りには学生向けの

 

衣類や雑貨を売るお店がありました。

 

そこでも大学のプリント入りの

 

リバースウィーブは売られていました。

 

なぜなら大学にライセンス料を払えば

 

小さな1商店のようなお店でも

 

生協と同じようなものをプリントが出来たんです。

 

でもそれにはルールがあって使えるフォント

 

使える文字、カプセルの中に入れられる文字も

 

厳密に決まっていました。

 

そのルールに則れば生地の色や文字色は何でも大丈夫でした。

 

よって、このような多彩な配色が生まれた

 

という可能性が高いかと思っています。

 

そこで今回はこちらを。

おそらく、IOWA大学の法学部の学生が着ていたもの。

 

こちらは白×黄。大学カラーからこの配色は有り得そうですが

ほとんど見たことないレアパターンかと思います。

 

タグは前述に違わず刺繡タグ。

これももしかしたら生協ものでは

 

なかったかもしれません。

 

リバースはもちろんヘビーデューティーなところが

 

魅力ですがそれ以外に

 

同じプリントパターンでも

 

このような変わった配色を探してみるのも

 

この年代の面白いところかと思います。

 

今回はこんなところで。