長いスウェットシャツの歴史の中でヘビーデューティーな視点で
史上最強のものは何ですか?
と問われたら間違いなくこれと答えると思います。
Karl KuemmerlingのダブルフェイスのフルZIPパーカー。
それがこちら
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こちらはおそらく70s後半のものかと思います。
スウェット好きの方であればご存じの方も多いかと思います。
このブランドが扱っていたものは
ダブルフェイスパーカーとこのダブルフェイスのフルZIPパーカーの2つで
ボディーカラーの展開はこの濃緑とNAVYの2色のみ。
おそらく70s中期~80s初頭の10年に満たない期間で
木材加工会社、農業系の企業、建設会社などの
企業向けに販売していました。
当時のチャンピオンの販路とは別で
バッティングすることは無かったと思います。
もちろん私もチャンピオンのダブルフェイスのパーカーも
ダブルフェイスのフルZIPパーカーも持ってますが
それぞれを比較しても軍配はKarl Kuemmerlingです。
表にしてみました。
今回の生地はポリ12%なのでチャンピオンの初期単色と
同じ配合になります。なのでその生地と比較しても
オンスはチャンピオンより少し上だったと思います。
写真だと伝わらないのが残念。質も相当いいです。
また、リブで言うと単色初期も堅牢性はありますが
その上をいく非常に硬く厚みがあります。
これも伝わらない。。。
縫製で言うとどちらも互角。どちらも2本針で
丁寧な仕上がりで非常にシッカリしてます。
そして、なんといってもKarl Kuemmerlingの
フルZIPパーカーの真骨頂はzipper。
どデカいYKKが付きます。
このデカZIPはヘビーアウターなどに採用されるもので
チャンピオンものと比較するとスライダーは約倍くらいありますので
圧倒的な迫力の存在感です。
ここは差が付きますね。
ドローコードは黒のナイロン製でチャンピオンより細く
丸環はチャンピオンが金属の金具になるのに対して
このようにミシンで補強が入るだけ。
その点ではチャンピオンに唯一劣る点かもしれません。
ポケットの作りはほぼ互角なので差は無いかと思います。
これらを総合すると少しではありますが
Karl Kuemmerlingが上ということになりました。
次回のBlogでも紹介しますがそもそも
Karl Kuemmerlingの初期のものはチャンピオンに
製造を委託してました。
そこから自社工場に切り替え
史上最強のものづくりをしよう
という信念で作り上げたんだと思います。
それがこの結果からもうかがい知れます。
現存数は本当に少ないので
当時、売れなかったんだと思います。
それは企業向けだった為なのか
これだけのものづくりだったので
非常に高価だったのか。
10年未満で販売を止めてしてしまいました。
どこに売るのか、どの程度のクオリティで
いくらで売るのか。これらのバランスと販売戦略が
間違うとどんなにいいものでも消えてしまう。
そのよい例なのかもしれません。
とはいえ、こちらは隠れたKING of SWEATSHIRTSだと言えます。
ちなみにこちらのタイプ必ずと言っていいほどバックプリントが入ります。
こちらもそれに違わずでこんな感じ。
いまでも現存する公共事業をメインとした建設会社のものです。
今回はこんなところで。
次回はこのKarl Kuemmerlingの歴史を。












