キリンジ:エイリアンズ | 極私的覚え書き

キリンジ:エイリアンズ

iTMSをブローズして見つけた曲。下のアルバムで聴いた。唸ってしまった(個人的にPolice「Roxanne」を初めてきいたときの衝撃的感動に比肩)。ありきたりな単語が日常を劇場に変えていく。メロウな曲にのせて。他のナンバーも名曲揃い(7/15が☆☆☆☆☆)。メロディーも歌詞も転調とメタファーで飽きさせず、奥深い。常々思うのだけれど、今の日本の音楽シーンは、さまざまなアーティストが名盤を出していて、音楽の歴史の中で後世に残る芳醇な時代なんだと思う(17-18世紀のバッハを中にしたバロック時代のような)。

遥か空に旅客機(ボーイング) 音もなく
公団の屋根の上 どこへ行く
誰かの不機嫌も 寝静まる夜さ
バイパスの澄んだ空気と 僕の町
泣かないでくれ ダーリン
ほら 月明かりが
長い夜に寝つけない二人の額を撫でて
まるで僕らはエイリアンズ
禁断の実 ほおばっては
月の裏を夢見て
キミが好きだよ エイリアン
この星のこの僻地で
魔法をかけてみせるさ いいかい

どこかで不揃いな 遠吠え
仮面のようなスポーツカーが 火を吐いた

笑っておくれ ダーリン
ほら 素晴らしい夜に
僕の短所をジョークにしても眉をひそめないで
(以下略)

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