某月某日
 
 文学学校恒例の、通信教育の春のスクーリングに出席。前日に同級生との飲み会に出席したため、少し二日酔い気味.。
 
 午前中は、プレスクーリングとして、3編の小説の合評会に参加。まず担当のチューターから言われたのは、小説を書く時、優先するべきは題・登場人物像・エピソード・文章(いかに正確か)を優先し、ストーリーやテーマは後回しにするようにとのことだった。ストーリーのために人物像を作ると、人物の動きが不自然になるというのだ。なるほど。
 3編の小説はどれも魅力的だったが、その中で、卵から生まれた謎の生物と人間女性の奇妙な同居生活を描いた小説への評価が難しかった。自分の意見を述べる番が回ってきた時、こういう解釈ができるのでは、と述べたところ、小説を解釈してはいけない、書かれているないようをそのまま受け止めよとチューターから言われた。誰か(アスリートだったかな?)が言っていた「Don't think, feel」ということか。
 
 午後は、別のチューターからの講演と、自分が所属するエッセイクラスで各エッセイの合評を行った。わたしのエッセイは、年末に提出したもので、辞典のように、いくつかの言葉について解釈を試みた。いくつかを以下に抜粋しておく。
 
いし【医師】①自然に治る病気をいかにも自分で治したように見せかけたり、いずれ死ぬ患者の命を数日間延ばしたりすることにより、少なくない金を患者や国からせびり取る職業。②看護師・臨床検査技師や事務員等に指示を与え、手足のように使っているように見えて、実は彼らにこき使われている職業。
 
のうテツドーシス【脳テツドーシス】脳の中に鉄分ならぬテツドー(鉄道)が貯まることにより、突然興奮状態になったり異常な行動を起こしたりする病気。小児期の男児に多く、かつては年齢を重ねるにつれて症状は軽くなり、治癒することが多かったが、現在は大人まで症状が続くケースが増え、最近は女性患者や、大人になってから症状が出始める患者も増えている。患者でない人間から見れば相当重症そうに見える大人の患者であっても、実際の病状はおおむね軽く、反社会的行動や生活崩壊を起こす真の重症患者はごく一部である。何を隠そう、編者自身もこの病気の患者である。
 
ラーメン 麻薬の一種