橋言葉が消える 感情が流れ出す 靄がかってそれは 川 のように 張りつめてはいない けれどあいまいなままだ 夏の一刻 真昼の街は帰って静かだ 何人かとすれ違って 自分の影はゆっくりと動く 車の過ぎる音だけが 耳たぶをくすぐって